Gacha Pop Now:Creepy Nuts、Ayumu Imazu、Serani Pojiから分析する、日本発ヒットの最新動向

Spotifyが昨年5月にローンチしたグローバルプレイリスト「Gacha Pop」から見えてくる日本の音楽と世界との関係をSpotify Japanの芦澤紀子と語り合う定期連載『Gacha Pop Now』。今回は1月にリリースされた楽曲を中心に、昨年末以降の話題を振り返る。

今年最初の大ヒットとなったCreepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”や、Ayumu Imazu“Obsessed”がダンスチャレンジの影響力の強さを改めて証明した一方で、過去作がリバイバルしたSerani Pojiや、新作が人気のロクデナシからは、「渋谷系」や「ボカロ」といった日本発のムーブメントのさらなる広がりが感じられた。TikTokに対する議論の熱が高まり、海外ツアーや海外フェスへの出演情報も次々飛び込んでくる2024年は、ここからどこへ向かっていくのだろうか(記事中に登場するデータはすべて取材日2月1日のもの)。

ヨーロッパでも人気のCreepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”は「アニメ×ダンスチャレンジの掛け合わせ」

―2024年最初の特筆すべきヒット曲となったのは、Creepy Nutsの“Bling-Bang-Bang-Born”でした。この曲は1月から放送されているテレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』第2期のオープニングテーマです。

芦澤:リリースが1月7日で、ここまで早く現象化するというのは予測できてなかったというのが正直なところです。もともとCreepy Nutsはほぼほぼ日本で聴かれているようなリスナー分布のアーティストだったんですけど、リリースから数日後に世界的なブレイクの兆しを見せ始めて。

Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”を聴く(Spotifyを開く

芦澤:実際リリースから2日後の1月9日ぐらいのタイミングでアメリカが日本の再生数を抜いたんですよ。そこから1月17日ぐらいまでの間ずっとアメリカが日本の数字を上回っていて。いまは日本でも数字が伸びて日本が1位なんですけど、アメリカの数字も安定して高い状態ですし、海外シェアがめちゃくちゃ高い状態で推移してる感じです。

グローバルチャートでは52位まで来て、いままでの国内アーティストの最高位が米津玄師の“KICK BACK”の47位なので、それを上回ってもおかしくないぐらいの勢いで聴かれています。

―分母の多いアメリカであり、日本の音楽が馴染み深いアジアで日本の曲がヒットするケースはかなり増えてきましたけど、“Bling-Bang-Bang-Born”はヨーロッパでもかなり聴かれていて、本当に世界的なヒットになってますよね。

芦澤:そうなんです。ヨーロッパの比率がすごく高くて、アジアがそこまで高くないっていうのはいままであまり見ない形ですね。インドネシアとかではチャートの上のほうに来てはいるんですけど、普段あまり出てこないスペインとかイタリアとか、そういうヨーロッパの国が上に来てるのは非常に面白いなという印象です。

DJ松永のXより1月17日のポスト

―それってなにか理由があるのでしょうか?

芦澤:これは本当に推測というか仮説という感じなんですけど、『マッシュル-MASHLE-』は魔法ファンタジーみたいなテーマのアニメじゃないですか。ハリー・ポッターじゃないですけど、そういう中世的な要素があると、『進撃の巨人』然り、ほかのアニメに比べるとヨーロッパの支持が強いような印象があって、もしかするとそういう要素が刺さっているのかもしれないです。

―“Bling-Bang-Bang-Born”はサウンド的にもジャージークラブが取り入れられていて、グローバルに届く要素のある楽曲ですよね。

芦澤:そうですね。あと歌詞でいうと、日本語の部分は海外の人にとってはなにを言ってるかわからないとは思うんですけど、タイトルを繰り返すのがちょっと呪文っぽいというか、サウンド感が面白く響いて、魔法ファンタジーみたいなこととも呼応したのかなと思います。

あとオープニングで主人公のキャラクターが曲に合わせて踊って、真似したくなるようなつくりになっていて、それを見た作品ファンやアニメファンが踊ってみたをこぞってTikTokに投稿しています。

#BBBBダンスをフィーチャーしたTVアニメ『マッシュル-MASHLE-』第2期ノンクレジットOPムービー

芦澤:「#BBBBダンス」というハッシュタグを打ち出していたので、日本国内であのダンスを流行らせようという目論見は当初からあったと思うんですけど、リリースから2日後にアメリカが日本を抜くみたいな、ここまでスピーディーにバズが海外にも波及するとは思ってなかったんじゃないかなと。

カタカナ混じりのハッシュタグよりも、曲名をそのままハッシュタグにした「#Bling_Bang_Bang_Born」のほうがすごい勢いで伸びて、少し前に私が見た時点で再生回数が1.5億回とか、規模感として圧倒的に上回ってる感じです。

昨年imaseの“NIGHT DANCER”がアニメではない文脈で、ダンスチャレンジがオーガニックに世界で盛り上がり、K-POPアーティストがどんどん投稿する流れのなかで曲が拡散していった事例があって、「これはすごく新しいトレンドのひとつだね」ということをこの連載でもお話していたと思うんですけど、そういう“NIGHT DANCER”的な動きと、アニメで拡散していく動きが掛け合わさった、初めての事例なような気がします。

―近年日本発のグローバルヒットが徐々に出始めて、いろんな事例が積み重なってきて、海外でヒットするための公式みたいなものが見えてきた感じがしますよね。以前から強いのはやはりアニメ、最近はTikTokでのダンスチャレンジ、あとはY2K的な文脈のダンスミュージックとか、それが全部1曲のなかに詰まっていて、だからこそのこの爆発っていうのはきっとあるだろうなって。

芦澤:おそらくそうなのかなと。そうじゃなかったら、この短期間での爆発的な拡散は説明できないなと思いますね。

「“NIGHT DANCER”以降」を感じさせるAyumu Imazuの“Obsessed”

―ダンスチャレンジでいうと、Ayumu Imazuの“Obsessed”も面白い動きを見せています。

芦澤:近年はTikTokでまず短尺のデモ音源や弾き語りを投稿して、それが先にバズるという現象が見られます。1月の「Buzz Tracker」でフィーチャーした乃紫さんの“全方向美少女”もそうで、先にデモを投稿して、サビの歌詞と曲調がそれを女の子が真似して投稿したくなるようなつくりだったのもあって、リリース前から楽曲がバズり、「この曲のフルを早く聴きたい」という声が高まったなかでフルを出して、すごく拡散されていった。それはダンスではなかったですけど、TikTokの投稿と絡めてバイラルしていくケースとして、すごく象徴的な事例だったと思います。

乃紫“全方向美少女”を聴く(Spotifyを開く

芦澤:Ayumu Imazuの“Obsessed”もまずショートバージョンがアーティストアカウントから投稿されて、“ロマンスの神様”をバズらせた仕掛け人の1人と言われるタイガさんが振り付けたダンスチャレンジがすごくオーガニックに広がって、SEVENTEEN、ENHYPEN、NCT、ITZYといったいろんなK-POPアーティストが自発的に踊ってみたを投稿していく連鎖が起きました。

“Obsessed”は全部英語の曲で、チルR&Bというグローバルで人気の高い曲調で、A.G.Oさんプロデュースでサウンドも非常にセンスの良い仕上がりなので、ここからどこまで届くかをいま見守ってる感じですね。

@taiga_no_furitsuke みんなはどれくらいで好きになるの?🫣ゆるっとオシャレな振りだよ👀@AyumuImazu #ayumuimazu #igetodsessed #タイガの振り付け ♬ Obsessed - Ayumu Imazu

TikTokに投稿されたタイガの振り付けによるダンス

―まさに「“NIGHT DANCER”以降」を感じますよね。日本でもダンスチャレンジがヒットの契機として認知されてるし、K-POPのアーティストにしても日本の楽曲に対する認知が一昔前よりもよりアップデートされたと思うし。

芦澤:韓国では去年あいみょんや優里、チョーキューメイとかもよく聴かれましたよね。韓国はインドネシアとかと比べると人口もユーザー数もそこまで多くないので、数のうえではそんなに目立ちはしないんですけど、「トレンドをつくる」という意味ではすごく重要な存在になってきていて、韓国発で世界に広がるケースも事例として多くなってきてる印象があります。

―乃紫さんの“全方向美少女”も韓国とかアジアでは結構伸びてきてますよね。

芦澤:現象が広がっていくスピードも圧倒的に速くなっているので、なにか起きたときにすぐ反応して、拡散していくみたいなことができると、より広がっていくのかなっていうのはありますね。アーティスト自身がダンスチャレンジの投稿に反応したり、フルの楽曲を予定より早めて出したり。“全方向美少女”は反応がすごくよかったので、予定を少し早めて1月5日にフルを出したんだそうです。

―最初のCreepy Nutsの話もそうですけど、拡散のスピード感はどんどん上がっていると。

芦澤:Ayumu Imazuは2月の「Buzz Tracker」のマンスリーアーティストに選ばれていて、TikTokチームが韓国とも連携して、自然と積み重なっている投稿をより広げていくようなサポートもしていくと聞いてるので、楽しみですね。

Ayumu Imazu“Obsessed”を聴く(Spotifyを開く

シティポップの次は渋谷系? Serani Pojiの“ぴぽぴぽ”と“スマイリーを探して”に注目

―ここまでの文脈とは違う形で昨年以降に注目を集めているのがSerani Pojiです。

芦澤:もともとは1999年にドリームキャストの『ROOMMANIA#203』というゲームソフトの音楽のために結成された企画ユニットです。最初に注目された“ぴぽぴぽ”は『ワンルームサバイバル』という2002年にリリースされたアルバムの収録曲なんですけど、ストリーミング配信されたのが2023年10月18日なので、リリースされてから21年間はフィジカルでしか出てなかったものが、やっと全世界に届いて。

Serani Poji『ワンルームサバイバル』を聴く(Spotifyを開く

芦澤:このアルバムは福富幸宏さんがプロデュースしてて、PIZZICATO FIVEじゃないですけど、渋谷系的ラウンジ、ボッサ、エレクトロみたいな要素が入ったアルバムだったので、いま聴くとすごく懐かしい。シティポップブームに比べると、渋谷系はそこまで海外ではフックアップされてなかったように思うので、そういう新鮮味があったのかもしれない。

火がついた直接的な原因はわからないですけど、この懐かしい渋谷系的ラウンジミュージックに魅せられた海外の動画クリエイターやインフルエンサーが去年の10月から相次いでこの曲をTikTok投稿のBGMとして使用して、そこから波及してストリーミング上で急激に伸びていった感じです。

最近少し日本でも伸びてはきてるんですけど、再生数はアメリカが圧倒的に1位。それに続くのがアジアで、フィリピンやインドネシアでも強いです。聴いてる年齢層は非常に若くて、Z世代が約半分ぐらいなんですけど、自分のプレイリストとか自分のライブラリに楽曲を保存して聴いてる人たちが圧倒的に多い。

「Gacha Pop」のなかでもお気に入りを押される数が一番多いんです。“ぴぽぴぽ”から火がついて、いまは“スマイリーを探して”のほうがバズってるんですけど、この曲がいま一番お気に入りをされていて、セーブ数でもトップ。これ実は“Bling-Bang-Bang-Born”を超えてるんですよね。「Gacha Pop」内の再生数でソートすると、1位が“Bling-Bang-Bang-Born”で、2位がKing Gnuの“SPECIALZ”なんですけど、“スマイリーを探して”がそれに次いで3位。「Gacha Pop」のなかでのリスナーの反応はすごいですね。

Serani Poji“スマイリーを探して”を聴く(Spotifyを開く

―そもそも以前からYouTubeやSNSでSerani Pojiの曲が使われてる事例があって、それを受けて10月にアルバムを配信することになったみたいで。いまでこそシティポップのほうが世界的な人気も知名度も高いと思うんですけど、でも渋谷系も昔から海外のコアな日本音楽好きのなかでは知られていて。

芦澤:そうですよね。ピチカートがマタドールから海外盤を出したり、海外ツアーをやったりしていましたもんね。

―だからそういう人たちのなかではSerani Pojiも多少知られていて、その人たちがSNSで曲を使ったことにより、下の世代の人たちが、それこそ渋谷系のことは知らないZ世代が、「なんだこれは?」って反応した、みたいなことかもなって。

芦澤:渋谷系が注目されたのが90年代だとすると、仮にそのとき10代後半とか20歳ぐらいだった人ももう50歳近くになっているわけですよね。その人たちがノスタルジーでもう1回聴き返したとしても、それだけだとブームにはならないから、そこから下の世代にも波及したんでしょうね。

この曲がピックアップされてるユーザープレイリストを見ると、アニメっぽいイラストレーションが使われていることが多くて、松原みきの“真夜中のドア”がバイラルヒットしたときもこんなような感じでした。

―そう考えると、シティポップが世界に広まったように、渋谷系のリバイバルが起こる可能性もあるかもしれない。

芦澤:新発見されてるっていうことかもしれないですよね。「知ってた知ってた、この感じ」じゃなくて、まったく知らなかったものとして新鮮に響いてるっていう。

Serani Poji“pipo pipo(Sped Up Version)”を聴く(Spotifyを開く

―やっぱり時代は回るから、シティポップの次に渋谷系っていうのは年表的にも正しいですしね。もう少し言うと、Serani Pojiのアルバムが出た2002年はCAPSULEが出てきたタイミングでもあって。初期のCAPSULEはそれこそ「ネオ渋谷系」と呼ばれていて、Serani Pojiとも近い、ラウンジ寄りの音楽性でしたよね。でも途中でエレクトロ路線に舵を切って、きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeにつながっていった。

芦澤:確かに、CAPSULEを例にして考えるとつながる感じしますね。Perfumeとかきゃりーさんの大元にCAPSULEが、中田ヤスタカさん的なDNAとしてあったと考えると、そこがフィットしたのかもしれない。エレクトロなジャパニーズポップスを聴いてる人たちからすると、それをもうちょっとラウンジにした感じというか。

―中田ヤスタカさん的なエレクトロの流れはボーカロイドにもつながるように思うし、そう考えるとPIZZICATO FIVE、CAPSULE、YOASOBIという海外でも人気の日本の男女ユニットの系譜が見えてくるかも。

芦澤:日本にしかないユニークな音楽の一派、そのおしゃれなパターンとして渋谷系がある、みたいな感じですかね。Serani Pojiは今後他の曲も含めて波及していく可能性もあるかもですし、似たような渋谷系のアーティストが新発見されていくこともあるかもしれないので、注目していきたいですね。

ロクデナシが体現するボカロ文脈の人気の高さ

―「ボカロ以降」みたいなことで言うと、ボーカリストのにんじんとボカロPをはじめとしたコンポーザーによる音楽プロジェクトのロクデナシも改めて注目されています。

芦澤:もともと2021年に“ただ声一つ”という曲が香港のバイラルチャートで1位になったり、アジアの10か国ぐらいで、主にバイラルチャートの上位に上がっていて。これも正確なきっかけはわからないですけど、やっぱりボカロカルチャーが注目されている流れのなかで発見された気はしますね。

ロクデナシ“ただ声一つ”を聴く(Spotifyを開く

芦澤:去年の年末に『愛二咲花』というアルバムが出ていまして、これがグローバルアルバムチャートの13位に入りました。いまマンスリーリスナーも200万人近くいるんですよね。聴かれているストリームソースを見ると、さっきのSerani Pojiと似てるんですけど、自分のプレイリストやライブラリに保存して聴いてる人が多い。あとロクデナシは(Spotify上の)アーティストRadioと自動再生機能から聴いてる人もかなり多くて、ボカロ系の曲を聴いてたら、パーソナライズされて流れてきて、そこで出会って気に入った、みたいな人も多いかもしれないです。

“ただ声一つ”以外は突出した曲があるわけではない感じがしていて、わりと全体的に聴かれていることも特徴かもしれないですね。他のアーティストだと一曲突出した曲があって、その周辺で他にも聴かれてる曲がある、みたいなことが多いですけど、今回のアルバムに関しては全体的に聴かれてる印象がありました。

ロクデナシ『愛二咲花』を聴く(Spotifyを開く

―曲単位じゃなくて、アーティスト単位でファンがついてると考えられる。

芦澤:そうですね。この世界観がいいと思ってる人が、「アルバム聴き」というか、アーティストページにある曲を循環して聴いてるような雰囲気もありますね。

―ロクデナシは日本においてはYOASOBIやヨルシカとかと比べるとそこまで知名度が高いわけではないですけど、こうやって海外でピックアップされてるのは面白いですよね。

芦澤:前に椎名もたやきくおの話もしましたけど、日本でそこまで知られていないけれど、海外ですごく認知されているボカロPっていうのはいるなと感じますね。

―では最後に、Spotifyは日本の音楽やカルチャーを世界に発信していくことに注力されていますが、特に今年注目していたり、可能性を感じるジャンルはありますか?

芦澤:もともと「Gacha Pop」はジャンルではないという打ち出しで、その瞬間のトレンドを掴んでいく、みたいなことではあるので、その意味では進化し続けるというか、動き続けるプレイリストではあるかなと思います。当初アニメやゲーム関連の曲が多かったと思うんですけど、この一年だけでももっと多様な曲をピックアップできたので、今後も海外での反応がよかったらどんな曲でもプレイリストの上位に入れていくという方針は変わらずに続けていくつもりです。



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