生きづらさを抱える人たちへ、叶姉妹から愛のメッセージ

叶姉妹によるSpotifyオリジナルポッドキャスト番組『叶姉妹のファビュラスワールド』が8月17日にスタートし、巷で話題を呼んでいる。彼女たちが音声メディアに挑戦するのはこれが初めて。マイペースな姉・恭子と、彼女に翻弄される(?)妹・美香のユーモラスなやり取りを披露したり、リスナーからのお悩み相談に真摯に応えたり、普段テレビでは観ることのできない「等身大」の彼女たちの姿に魅了される人が急増しているようだ。

1990年代、ゴージャスな装いと歯に衣着せぬ発言によって一世を風靡し、以降も第一線で活躍してきた叶姉妹。芸能界という荒波に長く身を置きながら、ブレることなくアップデートし続けいまも若者たちにカリスマ的な人気を誇る、その秘訣は一体どこにあるのだろうか。

当初「20分程度で」と言われていたインタビューだったが、自らの人生哲学から「映画談義」まで、1時間にわたってたっぷりと話してくれた。

誰も見向きもしないものでも、自分が楽しければ楽しめばいい(叶恭子)

―Spotifyオリジナルポッドキャスト番組『叶姉妹のファビュラスワールド』が8月17日にスタートしてからおよそ2か月が経過しました。手応え、反響などどのように受け止めていますか?

恭子:いわゆる、世の中でいう「エゴサーチ」は美香さんが毎日しておりまして、それによりますと番組スタート時からずっと反響があるようですね。率直に言いますとわたくしはSpotifyというものをよく存じ上げなかったのですが、いまのところは挑戦させていただいて良かったなと思っております。

美香:勉強になったこともたくさんありました。これまでわたくしたち叶姉妹は、「唯一無二のビジュアル」がテレビやイベント会場などで最大限その役割を発揮し、自然とそこに存在するだけで、たくさんの注目をあびることになっていたと思うのです。

しかしながら、音声メディアではそのビジュアルの部分を封印し、それをみなさまがどのように受け止めるのかにも興味がありました。実際にエゴサーチをしてみると、「癒しにさせていただいています」「救われました」「叶姉妹、面白すぎる」など、さまざまなコメントをいただき嬉しい限りです。

恭子:美香さんの美しさは、姿だけではないということですね。

美香:恐縮です(笑)。叶姉妹はあらゆる世代の方々からずっと支持していただいているのですが、これを機にいままで私たちをよく知らなかった方に発見して、聴いていただいていることもすごく嬉しいです。

叶姉妹(かのうしまい)
セレブリティ・ライフスタイルプロデューサー。天才的なプロデュース力と類まれなセンス、ハイパーゴージャスなボディを持ち老若男女問わず圧倒的な支持を得る。姉妹でつくり上げるコスプレアートはその完成度と芸術性で他と一線を画し、Instagram、ブログで発表されるたびトップニュースとなり話題に。『叶恭子の心の格言 あなたの心のファビュラスな魔法を』(ポニーキャニオン)、『トリオリズム / 叶恭子』(小学館)など著書多数。

恭子:わたくしたちはいつも「実験」に使われるのです。それまでは「ふ~ん、そうなんだ」などと素通りされていたことであっても、「これ、叶姉妹もやっているのよ」「叶姉妹が始めたのよ」という声があると、他のタレントさんたちも興味を持ってくださったり、注目度や価値が上がったりすることがとても多くて。だから、新番組や何か新しいことは真っ先にオファーをいただいたりすることがよくあります。

美香:実際に姉が「これがいい」と言ったものは、最初はあまりにも斬新で「え、こんなものが?」とびっくりされる場合が多いのですが、しばらくするとそれが当たり前に普及しているケースが多いのですね。例えばピラティスも、日本で最初に取り入れたのは姉なのですが、初めは「なんですかそれ?」とみなさんおっしゃっていました。いまでは普通にエクササイズなどに取り入れられていますよね。ファッションにしても、食にしても、考え方にしても、そういったケースがすごくたくさんあります。

恭子:今年開催された『METガラ』(ニューヨーク、メトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典)では、多くのセレブリティーがシースルードレスを着ていらっしゃいましたが、わたくしからすると「センセーショナルなワクワクする気持ちとはもう違う。ちょっともう見飽きたのかしら……?」と思えてしまう。「流行」はわたくしたちにとって、「追うもの」ではなく後からついてくるものなのです。

―番組冒頭に流れる、「たとえ100万人が楽しそうにしていたとしても、そこに楽しめるものがない『この世にたった一人のあなた』は、無理に笑うことはありません」という言葉がとても心に響きます。これは、ファンの間ではずいぶん前から有名な恭子さんの格言だそうですね。

恭子:そうですね、わたくし自身の考えと生き方を表した言葉です。つねにわたくしの価値観で生きておりますので、楽しめないものを無理に楽しむ必要などない。誰も見向きもしないものでも、自分が楽しければ楽しめばいいということですね。

―周囲に左右されず、自分軸で考える。とても大切なことですが、それができずに生きづらさを感じている人は大勢いると思うのです。恭子さんご自身は、そうした考え方を人生のなかでどのように培われていったのでしょうか。

恭子:いまあなたがおっしゃったご質問は、必ずと言って良いほどたくさんのインタビューできかれるのですよ。それは、歴史上誰もが知るクレオパトラに対して「あなたはいつからクレオパトラになったんですか?」と尋ねるのと同じだと思うのです(笑)。彼女は自分で「わたし、クレオパトラになろう」と思ってある日突然クレオパトラになったわけではなく、なるべくしてなったわけですよね。要するに、彼女は彼女なりの生き方をしていたら、最終的にクレオパトラとして歴史に名を残したのです。

わたくしのことも、それと同じように考えていただければという、あくまでも一つの例です。誤解などありませんように、念のために申し上げると、もちろんわたくしはクレオパトラではございませんが(笑)、「恭子さんのその考え方は、どう培われたのですか?」と聞かれても、「一度、死にかけてそこから死生観が変わった」だとか、そういうドラマティックなことではないのです。

相手がわたくしをどう思うかよりも、わたくしがどれほど相手を好きかが一番大切なこと(叶恭子)

―番組では台本も一切ない自然体のおしゃべりが展開されており、テレビとはまた違うお二人の魅力を堪能できます。きっとご自宅でもお二人は、こんな空気感で日々やりとりをされているのかな、などと想像するのも楽しいですし。先ほど番組スタッフからお聞きしたのですが、収録のときは毎回笑いを堪えるのが必死だそうです。

恭子:単に思っていることをお話ししているだけなので、どこが面白いのか自分たちではよくわからないのですよ(笑)。ちなみに、わたくしは20年以上もテレビ番組などのお仕事をさせていただいておりますが、「台本」を一度も読んだことがないのです。番組サイドの皆さんも「恭子さんはいつものように自由にやってください」と言ってくださって。

わたくしはそのときの一瞬に感じる自分の素直な感情や言葉でないとワクワクしないのでしょうね。ですので、映画やドラマやゲームも展開が見えてしまうと、つまらないのだと思います。叶姉妹のファビュラスワールドでも、わたくし自身、その瞬間でないと何をお話しするのかわかりませんが、ただただ真摯に誠実にお答えしております。もしかしたら、今後はもっとマニアックなお話をしてもいいかもしれないですね。

―現在放送されている「お悩み相談」のコーナーでも、毎回心に響くアドバイスをリスナーにされていますよね。「彼はわたしのことをとても大切にしてくれているのですが、わたしの気持ちはそこまで強くなくて申し訳なくなる」という相談に対し、「彼が大事にしてくれているって、どうしてわかるの?」という恭子さんの返しはとても印象的でした。

『叶姉妹のファビュラスワールド』#5を聴く(Spotifyを開く

恭子:他の国では当たり前のようにされていることなのに、日本の女性はそれをされると「わたしのこと、本当に大切にしてくれている」と感激してしまうケースがとても多いのですよね。それでわたくしがいつも思うのは、日本の女性は男性に気をつかいすぎているし、他の国のカップルと関係性が違い過ぎるということ。「大切にされているってどういうこと?」と思いますね、本当に。あなたは、女性のことを大切にしていますか?

―ぼくですか?(笑) そうですね……ぼくが大切にしていたとしても、それを相手がどう思うかは相手の問題だと思っています。

恭子:そう、そのとおりなのです。おそらく相談者の方は、それまでおつき合いしてきた男性を基準にしながら、いまのお相手の気持ちを推し量っているのかもしれない。でも、それは本人の問題であって、相手がどう思っているかはまた別の問題なのです。逆に男性の方が、「こんなにぼくは大切にしているのに、なぜ相手はそれをわかってくれないんだろう」と思ってしまうケースもありますが。

例えばわたくしの周りには、二十歳そこそこのグッドルッキングガイがたくさんいますが、彼らがわたくしのことをどう思っていようがどうでもいいのです。彼らがわたくしをどう思うかよりも、わたくしがどれほど彼らを好きかが、わたくしにとっては最も大切であると言っても過言ではないのですよね。もちろん、これはあくまでも、わたくしとラバーたちの関係性だけのことですが。

―先ほどおっしゃった、「つねに自分の価値観で生きる」ということですよね。

もっと広い視野で遠くから見ると、同じ風景でも違って見えるかも知れませんね(叶恭子)

―他にも、「年相応に生きるにはどうしたらいいのでしょうか」というお悩みに対して、「年相応であることを意識し過ぎるがために、そうでなくなってしまっている」「そもそも年相応とはどういうことか」という疑問を投げかけていたのにも、非常に考えさせられました。

『叶姉妹のファビュラスワールド』#4を聴く(Spotifyを開く

恭子:日本という国は国土が狭いからか、そこに住む人々の心も狭くなってしまいがちなのでしょうか。もっと広い視野で遠くから見たほうが、いろいろと目に見えなかったものも見えて、物事の感じ方すら違ってくると思います。

「年相応」といっても、人はそれぞれ生きる環境も違えば考え方もまったく違う。にもかかわらず、それをすべて一緒くたにして「年齢」という枠に当てはめようとする。そんな考え方に囚われてしまったら何も広がりがありません。

日々目まぐるしく変わっていく状況のなかで「自分の軸をどこに置くべきか?」が問われているのに、いまだに「年相応」なんてことを気にするのはナンセンス以外の何物でもないと思うのです。「相応」の基準など、とても曖昧ですし、その方の思考回路を時代から逆行させてしまう可能性すらあると感じます。もうそんな言葉は忘れてしまったほうがいいと思います。

―恭子さんのお話を聞いていると、さまざまな視点を持った方なのだなということが伝わってきます。一つの物事に対していろいろな角度から吟味して答えを導き出そうとされていますよね。

恭子:そういうものの見方が培われた要因の一つとして、ずいぶん以前からわたくしたちが株式投資などをしていたのも大きいと思います。「ここが動けば、ここも動く」「この国がこういう状態になると、あの国にはこういう影響がある」といった、俯瞰的に物事を見極めるスキルが自然と備わったのではないかと。

美香:わたしも、そんな姉のおかげでたくさんの発見がありましたし、視野もものすごく広がりました。もともとわたしは既成概念に囚われやすい性格なのですが、姉と一緒に過ごすことによって、物事を自由に考える力がついたと思いますね。

―いま「自由」という言葉が出ましたが、お二人は「自由」であることをとても大切にされているように感じます。そしてその「自由」には、リスクと責任がともない、確固たる意志が必要であるということを、番組でも繰り返しお話しされていますよね?

恭子:でもわたくしの場合、「自由を大切にしよう」などと思う以前にそもそも「自由」なのです(笑)。そこが人と違うのかもしれないですね。

おそらくわたくしたちの言動は、日本の方々から見て「間違っている」「おかしい」などと思われることもたくさんあると思います。でもそのことをまったく気にしておりません。わたくしたちは世界を知っているから。そして、仮に「おかしい」と思われようとも、別にわたくしの生活に支障はないからです。大切なのは人さまにご迷惑をかけないこと、それさえ守っていれば、自由でいることがわたくしの「自然体」なのですね。

―確かに。「自由を大切にしなきゃ」という考えに囚われてしまったら、それはもう「不自由」ですよね。美香さんは「自由」についてどう思われますか?

美香:わたしの場合、姉とは違ってすべてにおいて前のめりになってしまったり、「こうしなければ!」と気持ちが強張ってしまったりすることが多いです。けれどそういうときに姉が「美香さん、そんなふうに硬く考えず、もっと自由な心でいいのよ。失敗してもいいのよ。自分のしたいように自由に考えてみたら?」と言ってくれて、それで新しい物の見方を手にしていますね。

いまのところ、「自由」の定義も方向も正直よくわからないのですが、強いて言えば「自分を解放してあげること」なのかなと思っています。

わたしたちの根底にあるのは、「人は人、自分たちは自分たち」という考え方(叶美香)

―芸能界という場所に長く身を置きながら、お二人がこれまでずっと提唱してきたこと、主張してきたことは、価値観が大きく変動する現代社会においても変わらず有効であり続けていることに驚くばかりです。ブレない軸を持ちつつ自身をアップデートし続けていられるのはなぜだとご自身では思いますか?

恭子:おそらく、「正解」を知っているからだと思います。だからブレずにいられるのでしょうね。

美香:姉の場合、やはり他の方たちとは違う視点で世の中が見えているところもあるのではないかと思います。そしてわたしたちの根底には、「人は人、自分たちは自分たち」という考えがありますので、もちろん人と比べることも決してありません。そもそも人と深く関わることも、ほとんどないですしね。

みなさんは、赤の他人に対してよく「絶対あの人は幸せだ」「あの人は可哀想な人生だ」などと言いますが、「本当に幸せかどうかなんてその人にしかわからないじゃない、美香さん」と姉によく言われます。

ヒーローも敵役も、うんと広い視点で見るとただの「役割」なのです(叶恭子)

―ところで、お二人の映画好きはとても有名ですが、映画を見て価値観が変わることはないですか?

恭子:映画はわたくしにとっては「癒し」なので、それを観て何か人生観が変わったり、人生の答えを見つけたりすることなどないのですよ。ただし『ゴッドファーザー』のパート1からパート3までのなかには、人生で大切な言葉、「真理」とさえいえる台詞が組み込まれていると思っているのです。ですから毎年必ず見るようにしています。

すると、去年見たときとは別の感情が湧いてきたり、気づかなかったことに気づいたりするのでとても楽しくて。例えば『ゴッドファーザー III』にも、「敵を憎むな。判断が鈍る」など心に響くワーズがたくさん出てきます。でも、わたくしが好きな映画では美香さん寝ていることが多いわよね?

美香:(笑)。姉と二人で『レヴェナント』の試写会へ行ったときは、気がついたら居眠りしてしまいました。そのたびに姉が起こしてくれるのですが、全然話が進んでいなくてずっと雪景色だったのは覚えています(笑)。

あと、『イル・ポスティーノ』も姉は大好きで、「ほんわかして、とっても温かい気持ちになれるわよね、美香さん」と言ってくださるのですが、わたしは全然そんな気持ちになれなくて「うーん、難しいな」と思っています。映画の見方がきっと違うのでしょうね。『アべンジャーズ』も、わたしはいつもアベンジャーズ側を応援しながら見ているのですが、姉は悪役のサノスが最も好きだと言っていて……。

恭子:美香さんはいつも悪役とヒーローを分けて考えているのよね(笑)。ヒーローも敵役も、うんと広い視点で見るとただの「役割」なのです。サノス自体は何も悪くない。彼は彼の考えに基づいて「こうしたほうが人類のためになる」と思って動いているだけなのです。

―それって、さっきの株式投資の話にも通じますよね。マクロで見ると世界も宇宙も調和に向かって動いているといいますか。ちなみに美香さんはどんな映画が好きですか?

美香:わたしはもう片っ端から見ています。名作といわれるものから娯楽、アニメも大好きで。映画ではないですが『ジョジョの奇妙な冒険』や『呪術廻戦』『ワンパンマン』『鬼滅の刃』などが好きです。

姉はほとんど邦画を見ないのですが、わたしは最近ですと『孤狼の血 LEVEL2』を観てすごく良かったので、その感想をブログに書いたら「え、叶姉妹『孤狼の血』も見るんだ、すげえ!」みたいな反響をいただきました(笑)。どうしてでしょうね。何かおすすめの映画がありましたら、ぜひ番組のほうにお便りをお寄せください。

―では最後に恭子さん、今後の抱負をお聞かせいただけますか?

恭子:これからも『叶姉妹のファビュラスワールド』では、自然体なわたくしたちをお届けできたらいいなと思っております。みなさまからのお便りもとても勉強になりますので、これからもどんどん送ってください。お待ちしておりますね。

番組情報
『叶姉妹のファビュラスワールド』

毎週火曜 18:00頃配信

叶姉妹と、叶姉妹が愛する大切な皆さんが声でつながる新しい交流の場。それが『叶姉妹のファビュラスワールド』。この番組では、皆さまから寄せられたお便りや質問に、恭子さん、美香さんそれぞれが本音で向き合い、お答えしていきます。音声ならでの親密な対話を通じて、先の読めないこの時代に自分の指針をもって人生を生きるためのヒントをお届けできたら幸いです。

プロフィール
叶姉妹 (かのうしまい)

セレブリティ・ライフスタイルプロデューサー。天才的なプロデュース力と類まれなセンス、ハイパーゴージャスなボディを持ち老若男女問わず圧倒的な支持を得る。姉妹でつくり上げるコスプレアートはその完成度と芸術性で他と一線を画し、Instagram、ブログで発表されるたびトップニュースとなり話題に。『叶恭子の心の格言 あなたの心のファビュラスな魔法を』(ポニーキャニオン)、『トリオリズム / 叶恭子』(小学館)など著書多数。



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「Kompass」は、ネットメディア黎明期よりカルチャー情報を紹介してきたCINRA.NETと、音楽ストリーミングサービスの代表格Spotifyが共同で立ち上げた音楽ガイドマガジンです。ストリーミングサービスの登場によって、膨大な音楽ライブラリにアクセスできるようになった現代。音楽の大海原に漕ぎだす音楽ファンが、音楽を主体的に楽しみ、人生の1曲に出会うガイドになるようなメディアを目指し、リスニング体験を交えながら音楽の面白さを紹介しています。

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