西寺郷太が感じたPodcastの可能性 新しい発見との出会いを求めて

NONA REEVESの西寺郷太がパーソナリティーを務めるSpotifyオリジナル『西寺郷太のGOTOWN Podcast』が2020年4月11日にスタートした。本番組では、「インプット・アウトプット」をテーマに音楽や映画、さらには政治は歴史に至るまでさまざまな領域を跨ぎながらトークを繰り広げていくという。この新たな発信の場を通じて、西寺自身はなにを成し遂げようとしているのだろうか。

西寺郷太がPodcastに感じた可能性

―『西寺郷太のGOTOWN Podcast』は、どのような経緯でスタートしたのでしょうか?

西寺:3年くらい前、僕がMCを務めている『WOWOWぷらすと』というトーク番組に、タナソウ(田中宗一郎)さんと宇野維正さんがゲストでいらっしゃったんです。そのときにSpotifyをめちゃくちゃオススメされて。「郷太さん、今後の展開を考えれば絶対に、Spotifyにするべきだ」と。MacやiPhoneのユーザーなんで自然な流れでApple Musicを利用してたんですが、2人がそこまでいうのであればということでメインに使いはじめたんです。僕は信頼してる人に熱く勧められたものはすぐ取り入れる主義なので(笑)。

もちろんストリーミングのユーザーとしての利便性だけでなく、自分はこの新しいツールを使って音楽を伝えてゆく立場にならなければいけない、という責任感のようなものもありました。僕がかつて小林克也さんや湯川れい子さん、渋谷陽一さんなどのメディアでの発信やライナーノーツを読んで歴史の流れを理解したように、僕の世代もポップミュージックの文脈を解説し、繋いでゆく必要がある。それで、当初はSpotifyとレコード会社のワーナーとライトな協力をしながらプリンスのプレイリストを作成し紹介するようなことをしていました。

『GOTA's Favorite / PRINCE』プレイリストを聴く(Spotifyを開く

西寺:そこから、Spotifyとダイレクトな接点を持てるようになったのが1年くらい前ですかね。Spotify Japanのオフィスに呼んで頂いて。社長や若いスタッフのみなさんと話す機会があったんですけど、「『プリンス論』読みました」とか「郷太さんがセレクトしたプリンスのプレイリストでハマりました」とか、めちゃくちゃ大歓迎してくれて。TBSラジオでマンスリーで出演させてもらっている宇多丸さんの『アフター6ジャンクション』や、先述の『ぷらすと』、各種執筆を含め僕が音楽を伝えてゆく作業に響いてくれている方が多くてうれしかったですね。

その後、Spotifyの方から「公式Podcastをやりませんか?」という話があったのが2019年の末くらい。僕からするともう万々歳、嬉しい仕事で。ちょうどその直前にタナソウさんの『POP LIFE: The Podcast』にゲストとして呼んでいただいたことがあったんですけど、もしかしたらそれがお試しだったのかもしれないなと思っています。

3月末まで一年間、NHK-FMで『ディスカバー・マイケル』というマイケル・ジャクソンを掘り下げる番組のMCを担当していたんですけど。

―最近、NHKの「編成局長賞特賞」に選ばれた、とツイートされていましたね。

西寺:まさにそうなんです。8月末に書籍化も決まったんですが。一番嬉しいのは、それこそ吉岡正晴さんに紹介してもらったサム・クックやナット・キング・コールから、高橋芳朗さんに解説していただいた現在のザ・ウィークエンドやジャネール・モネイまで、長い歴史を辿る構成だったにも関わらず10代、20代の新しい層からの支持も得たことです。かなり骨太な番組でしたが、丁寧に伝えれば広い世代に伝わる、そしてそこが評価されたことが嬉しくて。ただ、今回の『GOTOWN Podcast』は、もう少し縦横無尽にいろんなジャンルについて話したり聞いたりしていきたいですね。

―音楽や映画といったカルチャーの話だけでなく、多彩なテーマを扱うと伺っています。

西寺:コロナの状況があってしばらくはリモートで収録することになったので、昔からの友人、和田唱君や小宮山雄飛君の登場回が続きました。気心知れた彼らとのトークは安心なので(笑)。

小宮山雄飛が登場した『西寺郷太のGOTOWN Podcast』第7回を聴く(Spotifyを開く

西寺:ただ、その流れでつい先日、ミネアポリスでの「ジョージ・フロイド事件」の直後に、ワシントンD.C.在住の翻訳家・押野素子さん、L.A.在住のヒップホップ・ジャーナリスト塚田桂子さんにもZoomで登場してもらい、現地の声を伝えてもらうことも実現しました。オファーを出した翌日に収録ができて。感動しましたね。コロナ禍がなければ、少なくとも東京、D.C.、L.A.の三人で顔を見ながら話す、という収録は思いつかなかったと思うので。東京が午前中だと、西海岸のL.A.は夜、東海岸は深夜になろうか、というタイミングで意外に繋ぎやすいことも判明して。Podcastはこうした機動性があり、時間の制限もなく、アーカイブも残ります。生の声を伝えることに非常に相性がいいメディアだと思っているので、お二人からも引き続きお話を聞きたいですし、世界中のいろんなジャンルの人と会話できるなと本当に楽しみで。

翻訳家・押野素子さん、ヒップホップジャーナリスト・塚田桂子さんが登場した第9回の収録の様子
『西寺郷太のGOTOWN Podcast』第9回を聴く(Spotifyを開く

―来てほしい人は具体的に決まっているのでしょうか。

西寺:第1回で『ヒプノシスマイク』(以降、『ヒプマイ』)を取り上げたんですけど、その続きとして僕が楽曲提供し、共作した木村昴くんには来てほしいですね。僕よりも全然若いんですけど、ヒップホップやラップのルーツをすごく大切にする男なので、いろんな話が聞けるんじゃないかなと思っています。ほかには草野球リーグが一緒のピエール瀧さんとか(笑)。瀧さんをこの前グランドで誘ったら「いいよ」っていってました(笑)。

あとは政治の話もしたいなと思っています。連載している雑誌『BRUTUS』では元「新党さきがけ」代表代行の田中秀征さんと少し前に対談させてもらったんですが、『GOTOWN Podcast』でまたお話を伺いたいな、と思ってます。新聞社に政治記者の仲間もいるので。

政治の話って、第2次世界大戦以降の歴史や選挙制度の変遷など細かい部分を紐解いていかないと話せないことが多くて。なんでもかんでも5分で簡単に解説したり、Twitterで140文字で書いて説明できるものではなくて。でも、Podcastで分割しながら2時間くらい話せれば、伝わることも多々あると思うんですよね。

―時間もまさにそうですが、Podcastだからこそのメリットがありますよね。

西寺:今ってすべてのメディアが時間の奪い合いになっているんですよね。どんな時代になっても、一人に与えられた1日24時間という事実は変わらないわけで。通勤、通学したり、料理したり、散歩したり、湯船に浸かったり、ジョギングしたりすると同時に、自由な時間に耳を傾けることができるPodcastは強い気がして。

しかもSpotifyであれば世界中のどこにいても聴ける。世界に向けた番組なわけです。いろんな可能性があると思っています。

あと、第5回に来てくれたTRICERATOPSの和田唱くんとのマイケル、ビートルズ談義であったり、次回の曽我部恵一さんがゲストの回にも思うんですけど、ミュージシャン同士の飲み会を盗み聞きしている感じというか(笑)。そうやって、ラジオよりもカッチリしすぎないのがPodcastのよさですね。

『西寺郷太のGOTOWN Podcast』第5回を聴く(Spotifyを開く

『GOTOWN Podcast Playlist: 和田唱が選ぶトライセラ、ソロから、西寺郷太が選ぶノーナ、ギターポップ・セレクション』を聴く(Spotifyを開く

感動の追体験だけではない。新しい感動を味わうための番組を目指して

―今回の番組では「インプット・アウトプット」がコンセプトになっていますよね。これはどういった意図があるのでしょうか?

西寺:自分もアウトプットばかりしていると枯れてしまうので。新たに知らないことを学ぶことは栄養になります。世代的には「教えてゆく」ことも大切になっていると実感しているのですが。特に2000年代は、よくも悪くも90年代のスノッブな「渋谷系文化」への反動もあったんでしょうか、真逆の「反知性主義」に振れすぎた気がするんです。なんでもかんでもわかりやすくしよう、と。

―そういう流れに抗うようなことも『GOTOWN Podcast』を通じてやっていきたいと考えていますか?

西寺:いや、それはもう僕がずっとずっと抗ってきたことなんですよ(笑)。バンドでもそうですし、テレビやラジオなどいろんな場面で実践してきました。本も10冊近く書いて、連載も月13本、もっとかな? わからないほどですし(笑)。だから、あらためてということはないですね。

ただ、僕自身が今のように本格的に情報や歴史を伝える側になったのって30代になってからなんですけど、そうするとアウトプットが中心になっていくんですね。プリンスの話をするにしても、マイケル・ジャクソンの話をするにしても、基本的には自分が理解していることを「先生」のような立場で話すわけですから。

その一方で先述の『ぷらすと』は違いました。最近終了してしまいとても残念なんですが、そこではタナソウ(田中宗一郎)さんや宇野維正さんのような音楽評論家、ジャーナリストはもちろん、WOWOW自体が映画に強いこともあってたくさんの映画評論家の方々、他ジャンルのエキスパートからさまざまな話が聞けて。自分が詳しくない話もMCとして当然受け止めなければいけない。僕にとっては大切なインプットの場でもあったんです。ただインプットばかりに偏っても、という問題もあって。

―『GOTOWN Podcast』では、そのバランスが取れたことをやりたかったということでしょうか。

西寺:そうですね。

たとえば、ロックフェスで僕も含む40代がOasisの楽曲をリアムやノエルが奏でるのを聴いて大合唱して感動する。それはもちろん楽しいですが、自分の中にすでにある感動を再確認する行為ですよね。それだけじゃなく、新たな音楽を吸収することで生まれるなにかも忘れたくない、といいますか。

第1回で取り上げた『ヒプノシスマイク』は、僕にとってはまさにインプットとアウトプットが同時にできたものだったんです。というのも、僕は『ヒプマイ』に楽曲を提供しているのですが、制作するタイミングでどんな楽曲がいいかスタッフに尋ねたら「郷太さんが今までNONA REEVESやプロデュース作で出してきた純粋なテイストでぶつかって来てもらえれば自然に混ざる、その化学反応が楽しみだ」というオーダーをいただいたんです。つまり、僕は『ヒプマイ』を知らなかったからこそ、新たな観点を加えるために呼ばれたと思うんですよ。

その一方で、僕も『ヒプマイ』への興味が増しているので『GOTOWN Podcast』の第1回では、同じく楽曲提供をしているHOME MADE 家族のKUROくんや、『週刊SPA!』で副編集長をしている田辺健二さんを招いて、『ヒプマイ』の魅力について掘り下げることことから始めました。

もしかしたら番組を聴いてくださった若いリスナーの中には「こいつ、曲作ってる割りに『ヒプマイ』のこと全然知らないじゃん」と感じた人がいると思います(笑)。そういう僕が「学ぶ」特集も、1回かぎりで終わらせるのではなく、連続していくことで生まれる価値があるんじゃないかなと思います。だから、楽曲提供者繋がりで□□□の三浦康嗣くんや、Creepy Nutsなど制作者陣に定期的に声をかけて、再び『ヒプマイ』について掘り下げて話すことは続けたいですね。

『西寺郷太のGOTOWN Podcast』第1回を聴く(Spotifyを開く

『GOTOWN Podcast Playlist: ヒプノシスマイク』を聴く(Spotifyを開く

新しい音楽の聴き方を提示する、プレイリスト作り

―現在、文藝春秋digitalで『'90s ナインティーズ』という小説を連載してらっしゃいますが、文末にプレイリストを掲載していますよね。郷太さん自身がメディアを横断しながら活動することはどんな意味を持つのでしょうか?

西寺:人に何かを説明したり、伝えたり、分かち合うことは小学生の頃から好きで。友達から空のカセットをもらって、好きな曲を入れてプレゼントしていました。まさに今でいえばプレイリストですよね。それで「これってどういう曲なの?」と聞かれたら嬉しくて。音楽それ自体のみだけでなく、誰かと共有するのが元々好きなんでしょうね。

『西寺郷太 「90's ナインティーズ」文藝春秋Digital』プレイリストを聴く(Spotifyを開く

『西寺郷太のGOTOWN Podcast』第3回を聴く(Spotifyを開く

『GOTOWN Podcast Playlist: GOTA & TAKUYA “'90s SHIBUYAKEI or Not 40”』プレイリストを聴く(Spotifyを開く

―それでいうと、『GOTOWN Podcast』も各回でプレイリストを公開していますよね。

西寺:はい。各回のゲストと一緒に40曲、最近は20曲くらい選んでいます。1週間ごとに更新していくんですけど、過去のプレイリストはNONA REEVESのWebサイトにアーカイブ化するようにしていて。ただ最近無限に数が増えるとかえってわかりにくいかなと調整はしていますが。

この前、6月7日配信は、ちょうどプリンスの誕生日で。彼の出身地で本拠地のミネアポリスで「ジョージ・フロイド事件」が起こり全米各地に飛び火する中、僕がお勧めする「91年以降、2016年に亡くなるまでのプリンス」という括りでプレイリストを制作しました。

『GOTOWN Podcast Playlist: Prince 1991-2016 GOTA's Favorite 2020』プレイリストを聴く(Spotifyを開く

―どうしても、日本で「プリンス」というと1980年代のイメージが強く感じてしまいます。

西寺:1990年代に突入してから、プリンスはデビュー以来所属したワーナーを離れ、なかなか日本でも作品を体系的に追うのが難しくなりました。今、Spotifyでこうして聴けるのは一つ新しい世代ならではの楽しみだと思ってます。プリンスはクセが強いですが、意外に「今」聴くと素直にファンになれるのは、この中期から後期ではないかとも思っていますのでプレイリストで是非。

―世代やジャンルを跨いで、別の角度から改めて音楽を聴くことができるのがストリーミングの時代なんですね。

西寺:ですね。なので今10代前半の若い世代が楽しみですよ。第2回では、『ヒプマイ』の回と同じゲストで「マイケル・ジャクソン」をテーマにトークを展開したんですが、もしかしたら『ヒプマイ』から入ってThe Jacksonsを好きになる人もいるかもしれない。僕が『ヒプマイ』に提供した“Break The Wall”のサウンドはかなりThe Jacksons的ですから。ここで初めて「こんな音楽があったのか!」とハマってくれる世代も多いかと。

『西寺郷太のGOTOWN Podcast』第2回を聴く(Spotifyを開く

『GOTOWN Podcast Playlist: GOTA & KURO "Michael Jackson 20/20" 』を聴く(Spotifyを開く

―ともにSpotify公式Podcastということで、先ほど挙げられた田中宗一郎さんの『POP LIFE: The Podcast』は気になるところなのでしょうか?

西寺:どうなんだろう。宇野さんもそうなんですけど、交流を持つようになってここ数年、歳下の僕がいうのもなんですが音楽を通じて真剣にぶつかり合える「友達」のようなシンパシーを感じているのは事実ですね。真逆の角度から音楽を愛してきて、全然別のルートで山を登ってきたら山頂にいた人たちって感じです(笑)。「おーっ! 名前は聞いたことあります!」みたいな。

西寺郷太が出演した『POP LIFE: The Podcast』の第32回を聴く(Spotifyを開く

―どちらかというと、田中宗一郎さんは幅広く興味を広げるタイプで、西寺さんは絞られたテーマを深堀りしていくタイプなのかなと感じます。

西寺:そうかもしれないですね。僕はミュージシャンなんで、やはり自分が作る音楽に最も興味がありますから。当然ですが。タナソウさんは編集者なので、幅広くいろんな音楽を聴かれ、文化に触れ、文字や言葉で伝える能力のエキスパートですよね。あと『POP LIFE: The Podcast』パートナーの三原勇希さんの才能を活かす場を作り上げられたことは、流石「編集長」だと思いますね。彼女がプロデュースした女性回は絶対に今この国に必要なベクトルで、そういった意味で僕も勉強になります。

―そうやって、最終的にいろいろ繋がっていくからインプットとアウトプットが必要なんですね。

西寺:そうです、そうです。それが僕はもちろん、リスナーにとってもインプットとアウトプットになればいいですね。『GOTOWN Podcast』は今後の僕のライフワークになる、大切に守っていきたい番組です。

『西寺郷太 Works』を聴く(Spotifyを開く

リリース情報
『西寺郷太のGOTOWN Podcast』

NONA REEVESの西寺郷太がパーソナリティを務めるSpotifyオリジナル・ポッドキャスト。西寺自身が「インプット・アウトプット」をテーマに掲げ、音楽はもちろん、政治、歴史、映画、書籍など自由自在なトークを展開。テーマにちなんだゲストを招き、深く知る話を展開(アウトプット)しつつも、ゲストを迎えて新たな視点を吸収(インプット)。リスナーの興味・知識をくすぐる番組を目指している。

プロフィール
西寺郷太 (にしでら ごうた)

1973年東京生まれ京都育ち。早稲田大学在学時に結成したバンド「NONA REEVES」のシンガー、メイン・ソングライターとして、1997年デビュー。以後、音楽プロデューサー、作詞・作曲家としても少年隊、SMAP、V6、YUKI、鈴木雅之、岡村靖幸、私立恵比寿中学などの多くの作品、アーティストに携わる。日本屈指の音楽研究家としても知られ、近年では特に80年代音楽の伝承者としてテレビ・ラジオ出演、雑誌連載など精力的に活動。マイケル・ジャクソン、プリンスなどの公式ライナーノーツを手がける他、執筆した書籍の数々はベストセラーに。代表作に小説『噂のメロディー・メイカー』(扶桑社)、『プリンス論』(新潮新書)など。現在「文藝春秋digital」にて半自伝的小説『'90s ナインティーズ』他、多数メディアで連載中。



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