GLIM SPANKYとピエール中野、Yutoが語る「熱くなる」音楽

GLIM SPANKYとピエール中野、Yutoが語る「熱くなる」音楽

リードテキスト・編集
柏井万作(CINRA.NET編集長)
テキスト:坂井彩花

松尾レミ(GLIM SPANKY)の1曲 Steeleye Span“Gower Wassail”

中野:本日は、GLIM SPANKYのお二人に「私を熱くさせる曲」というテーマでソングリストを作っていただき、お話を伺っております。続いて、GLIM SPANKY松尾さんの曲を紹介お願いします。

松尾:えっとですね。私が選曲した曲はSteeleye Spanの“Gower Wassail”です。

松尾:曲調的には全然「熱く」ならない曲なんですけど、デビュー前からずっとGLIM SPANKYのSEに使ってたんです。なので、個人的に熱くなる。今から始まるっていう曲で。

あとは自分の趣味が、1960年代中盤から後半、または1971、2年くらいまでのイギリスのサイケとかトラッド、アシッドフォーク系のものが好きで、その時代にSteeleye Spanは、Fairport Conventionのメンバーが立ち上げていて。この“Gower Wassail”のアルバムは、1971年くらいに発売されたもので。

松尾レミ

中野:すごい、めちゃめちゃ覚えてるね!『レコード・コレクターズ』っすね。

Yuto:なんかいま俺、雑誌読んでるみたい!(笑)

中野:素晴らしい解説。データの蓄積ヤバイな。

Yuto:これSEやったの!? やばいな、めっちゃ暗い。

松尾:暗い(笑)。

亀本:言ったら『COUNTDOWN JAPAN』とか『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』とかも、これで入場してましたよ(笑)。ずっとこれがSEだったんで、たぶん飯食ってるときにこの曲が鳴りだしたら、「やばい、準備しなきゃ!」ってなるよね(笑)。

左から:亀本寛貴、松尾レミ、Yuto Uchino(The fin.)、ピエール中野(凛として時雨)

松尾:この曲はよりトラッドな感じなんですけど、マニアックなレコード好きな人がたまに、このSEについて「あれってSteeleye Span?」って言ってくれるときは、一番ぶちあがる(笑)。

中野:なるほどね。わかってくれる人がいると。

松尾:反応してくれる人がいるのは嬉しいよね。

Yuto:曲調は落ち着いてるけど、ボーカルがすごい力強くて。低音やけど熱い感じがあるよね。「今からやるぞ」みたいな。

松尾:熱い。静かに始まっている。アルバムでも1曲目で、幕開けみたいな感じです。

中野:これSpotifyだからジャケットとかも出てくるんですけど、ジャケもかっこいいっすね。

左から:Yuto Uchino(The fin.)、ピエール中野(凛として時雨)

亀本:わー、すごい。

中野:曲のイメージとも合ってるし。

松尾:オススメです。

中野:選曲の理由が本当にしっかりしてていいね。データもあるし。

お知らせコーナー

中野:そろそろ終了のお時間です! GLIM SPANKYの5枚目のシングル『ストーリーの先に』が11月20日にリリースです。特にこの部分を強調したいって部分ってありますか。

松尾:けっこう湿った感じのサウンドから始まるふうにしていて。湿ったところから、どんどん開けていくっていう。サウンドもそうですし、歌の歌い方だったりとか歪みの成分の使い方だったりとか。そういうところもけっこうこだわったので歌も聴いてほしいし、ジャケットもすごい綺麗なジャケット写真が雰囲気のあるところで撮れたので、ジャケットも含めて曲、歌詞の世界に入りこんで聴いていただけたらな……と思います。

松尾レミ

亀本:曲調もさっきの選曲を含めて、わりとGLIM SPANKYっていうとクラシカルなロックっていう感じの楽曲が多いんですけど、今回のはまた違ったテイストになってるのでぜひ聴いてほしいなって感じですね。

中野:気になりますね。

Yuto:そして、こちら番組から注目イベントの情報です。『THE FINAL TOUR EVER END OF THE ROAD WORLD TUOR』。2019年1月のカナダ、バンクーバー公演からスタートしたKISSのファイナルツアー。ジャパン公演も12月からスタートです。至上最大級のステージセットによる、至上のロックンロールサーカス。最後のKISSをお楽しみに、とのことです。

中野:とにかく一番すごいって感じらしいですね。

Yuto:これはちょっとチェックしてもらって。ロックンロールサーカスっていう聞いたことのないワードも出てるし。

中野:レジェンドが周り続けてくれるってありがたいっすね。僕はドラムクリニックとかライブとかちょくちょくあるんで、チェックしてください。それでは!

左から:亀本寛貴、松尾レミ、Yuto Uchino(The fin.)、ピエール中野(凛として時雨)

紹介した楽曲のプレイリストはSpotifyでも配信中(Spotifyを開く


YouTubeでは番組の1話目、2話目が合わせてお楽しみいただけます

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番組情報

『SONG LIST』
『SONG LIST』

WOWOWとCINRA.NETがタッグを組んだ音楽トーク番組。2019年12月3日(火)から毎週火曜にWOWOW、12月5日(木)から毎週木曜21:45~歌謡ポップスチャンネルで放送。

MC:
オカモトレイジ(OKAMOTO'S)
小田朋美(CRCK/LCKS、DC/PRG)
曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
西寺郷太(NONA REEVES)
ピエール中野(凛として時雨)
manaka(Little Glee Monster)
Yuto Uchino(The fin.)

プロフィール

GLIM SPANKY
GLIM SPANKY(ぐりむすぱんきー)

新しい時代を感じさせるサウンドを鳴らす、松尾レミ(Vo/Gt)&亀本寛貴(Gt)からなる男女ニ人組ロックユニット。アートや文学やファッション等、カルチャーと共にロックはあることを提示している。2014年に1stミニアルバム『焦燥』でメジャーデビュー。松尾レミの日本人離れしたハスキーな歌声が、多くのクリエイターを夢中にさせ、既に11本ものCMで歌唱を担当。映画「不能犯」(主演:松坂桃李)の主題歌である2018年1月リリースの「愚か者たち」は、iTunes総合アルバムチャート1位を獲得!! 2016年公開映画『ONE PIECE FILM GOLD』主題歌「怒りをくれよ」、映画『少女』主題歌「闇に目を凝らせば」等、新人では異例の大抜擢で担当。2018年5月には、自身初の日本武道館公演も大成功させた。同年のFUJI ROCKでは、メインステージGREEN STAGE出演、11月には4枚目のフルアルバム『LOOKING FOR THE MAGIC』をリリース。

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