KANの音楽は永遠に生き続ける。『Artist CHRONICLE』で紐解く、「なりきり」の美学と人生哲学

毎月一組のアーティストをフィーチャーし、そのアーティストの音楽史をディープに掘り下げ、楽曲とともにお送りする聴くドキュメンタリー『Artist CHRONICLE』。2月はシンガーソングライター・KANの特集が4回シリーズで公開され、縁のあるミュージシャンからの証言とともに、改めてKANの魅力に迫っている。

KANといえばMr.Childrenの桜井和寿やaiko、スキマスイッチ、秦基博といった数多くのアーティスト仲間からも愛されたことで知られ、その背景には彼独自の音楽に対する哲学やこだわりがあった。『Artist CHRONICLE』に寄せられた、スターダスト☆レビューの根本要や槇原敬之らのコメントを紹介しつつ、彼の影響力の大きさを再考する。

ビートルズ、ビリー・ジョエル、スティーヴィー・ワンダー。KANのルーツと「後発として先達を超える」というこだわり

2月に4回シリーズでエピソードが公開された『Artist CHRONICLE:KAN』。KANのヒストリーを振り返りながら、#1ではソングライティングについて、#2ではアレンジについて、スターダスト☆レビューの根本要、シンガーソングライターの馬場俊英、同じくシンガーソングライターの槇原敬之、ヴァイオリン奏者の室屋光一郎といったKANと縁の深い音楽家の証言とともに紐解いていく。

Artist CHRONICLE:KAN #1「KANイントロダクション」

Artist CHRONICLE:KAN #2「KANの音楽観」

なかでもかつて同じ事務所に所属し、これまでライブや制作で何度となく共演を繰り返してきた根本要のコメントは、アーティストとしてのKANの魅力のど真ん中を伝えてくれている。

根本:(KANの楽曲で)特筆すべきはあのサウンドづくりだと思うんですね。通常はその楽曲をつくったときに、「こういうアレンジがいいんじゃないか、ああいうアレンジがいいんじゃないか」って、何となく時代性を持って当てはめていくと思うんです。ところがKANというのは、例えば、「この曲はスティーヴィー・ワンダーのあの曲みたいな曲を」「この曲はホール&オーツのこんな曲を」「この曲はThe Beatlesのこんな曲を」と、つまり曲をつくるときに理想の曲がちゃんとあるんですね。

ただ「模倣する」っていうことは、たいていは2番煎じ、3番煎じになってしまうことが多い。「後発たるもの前をクリアしなきゃいけない」っていう思いは誰にでもあるんですけど、ミュージシャンはついついリスペクトという言葉で鎧を着ちゃって、「あのバンドが好きだからしょうがない」って、あきらめちゃう。そこをKANちゃんは、インスパイアされたがゆえに原曲を超えるぐらいのクオリティを持たせようとする。このエネルギーがね、本当にすごいなと思うんです。

このエピソードを最もわかりやすく体現しているのが、誰もが知るKANの大ヒット曲“愛は勝つ”。KAN本人も公言しているように、ビリー・ジョエルの“Uptown Girl”をモチーフにしたこの曲について、根本が熱弁を繰り広げる。

KAN“愛は勝つ”を聴く(Spotifyを開く

ビリー・ジョエル“Uptown Girl”を聴く(Spotifyを開く

根本:ビリー・ジョエルは素晴らしいソングライター、アレンジャー、ミュージシャンだと思います。でも僕はアレンジの巧妙さを比べたときに、“愛は勝つ”は“Uptown Girl”を超えてるような気がするんです。ソウルミュージックに傾倒したビリー・ジョエルがつくった“Uptown Girl”に対して、ソウルに影響を受けたビリー・ジョエルをさらにKAN風にアレンジすることで、そこにより厚みが出てくるわけですよね。

ネットとかを見てると“愛は勝つ”に関して、「あれは“Uptown Girl”のパクリじゃないか」と言う人がいます。いや、本当に注意して聴いてみてください。パクッてるとこなんか精神的なものしかないんだから。たやすく方法論をパクろうとしちゃう人もいるけど、KANちゃんはいつも精神性をパクろうとしている。その部分って、本当にミュージシャンとしての鑑だと思うんです。

KANがリスペクトするミュージシャンといえば、まずは人生で初めて組んだバンド「The Meatles」で楽曲をたくさんコピーしたというThe Beatles。KANの生前のXでの最後のポストが、The Beatlesの27年ぶりの新曲“NOW AND THEN”についてだったのは、あまりにもでき過ぎたストーリーだった。

KANのXより

ソロアーティストとしてのKANの指標となったのは前述のビリー・ジョエルと、あともう一人はスティーヴィー・ワンダーではないだろうか。ビリー・ジョエルを目指した曲は、“Easy Money”をモチーフとしたデビュー曲の“テレビの中に”をはじめ、“Summer, highland Falls”をモチーフとした“秋、多摩川にて”や、“The Entertainer”をモチーフとした“Songwriter”などなどとにかく多数。1月に16年ぶりの来日公演を東京ドームで行なったピアノマン。KANさんも見たかっただろうなあ。

KAN“テレビの中に”を聴く(Spotifyを開く

KAN“秋、多摩川にて”を聴く(Spotifyを開く

KAN“Songwriter”を聴く(Spotifyを開く

スティーヴィー・ワンダーに関しても、“OVERJOYED”をモチーフにした“プロポーズ”をはじめ、“Day By Day”や“Sunshine of my heart”などがあり、こちらも名曲多数である。

KAN“プロポーズ”を聴く(Spotifyを開く

KAN“Day By Day”を聴く(Spotifyを開く

KAN“Sunshine of my heart”を聴く(Spotifyを開く

模倣やリスペクトを前提としつつ、「後発として先達を超えようとする」という根本の語るKANの精神性を聞いて、僕は昨年末にリリースされたVaundyの『replica』を連想した。モノラルカセットテープレコーダー2台で多重録音を始めたKANと、DTMで音楽をつくり始めたVaundyにははっきりと世代の差があるものの、文化・芸術としての音楽に対する眼差しにはきっと近いものがあったのでは。

ASKA、槇原敬之、中田ヤスタカなどなど。多くのアーティストを魅了したKANの「なりきり」

根本はKANの音楽家としての個性について、こんな言い方でも説明をしている。

根本:同じ曲をつくる人間として、KANという人間に一番思うのはですね、「なりきり」っていうのかな。ポール・マッカートニーが好きだとか、スティーヴィー・ワンダーが好きだとか、マイケル・ジャクソンが好きだとか、そのレベルでは僕とも一致するんです。でも彼の場合はその本人になりきったがごとく、その本人が降りてきたように曲作りをするんですよ。これって、生半可な思いじゃできない。

彼自身は自分のなかのオリジナリティとか、唯一無二のものとか、そんなこと思ってないでしょ。本当に音楽が好きで、そのミュージシャンをリスペクトし、だからその人に近づきたいっていう、まさにアマチュアのときと同じ気持ちで、プロになっても曲をつくり続けたような気がするんです。そんな潔さを持ってるミュージシャン、そういないでしょうね。まあそうは言いながら、実際にはKANが歌えば、KANの唯一無二のオリジナルにはなってくるんですけど。

ビリー・ジョエルやスティーヴィー・ワンダーに影響を受けた日本人のミュージシャンは数多くいるが、KANの場合は国内のアーティストの「なりきり」を幾度となくしていることがより特徴的だ。

KAN自身ももともとは洋楽育ちのアーティストで、だからこそ初期は日本語の歌詞を書くことに興味がなかったというエピソードもあるが、そんなKANが日本のアーティストで衝撃を受けたのがASKAの“はじまりはいつも雨”。1993年に発表した『TOKYOMAN』に収録の“Moon”はASKAを意識してつくられ、それから17年後にリリースされた『カンチガイもハナハダしい私の人生』収録の“予定どおりに偶然に(with ASKA)”では本人との共演を果たしている。

KAN“Moon”を聴く(Spotifyを開く

KAN“予定どおりに偶然に(with ASKA)”(Spotifyを開く

同時代のピアノマンである槇原敬之を徹底定に研究してつくられた“車は走る”をはじめ、国内アーティストの「なりきり」楽曲も多岐にわたるが、なかでも異彩を放つのが中田ヤスタカ楽曲をモチーフとしたエレクトロポップな3曲。Perfumeを連想させる“REGIKOSTAR〜レジ子スターの刺激〜”、大ファンを公言していたきゃりーぱみゅぱみゅを連想させる“ブログ!ブログ!ブログ!”や“メモトキレナガール”は、面白いと思ったら世代も性別もジャンルも超えて、「俺もこういうのやってみたい!」をクオリティ高く実践する、まさにKANらしい楽曲だと言える。いまだったら、おそらく前述したVaundyの「なりきり」をしたかも。

KAN“REGIKOSTAR~レジ子スターの刺激~”を聴く(Spotifyを開く

KAN“ブログ!ブログ!ブログ!”を聴く(Spotifyを開く

“メモトキレナガール”を聴く(Spotifyを開く

このKANの姿勢に逆に影響を受けたアーティストの代表が、Mr.Childrenの桜井和寿。“Over”は仮タイトルが「2ビートでKAN」だったそうで、“終わりなき旅”もKANの“MAN”と“まゆみ”の合体と話していたりもする。音楽ライターの森田恭子が編集・発行する音楽雑誌『LuckyRaccoon』のイベント『LuckyRaccoon Night』では「パイロットとスチュワーデス」というユニットを組み、『ap bank Fes』でも共演をし、2016年に発表した『6×9=53』収録の“安息”は桜井が歌詞を提供している。

Mr.Children“Over”を聴く(Spotifyを開く

KAN“安息”を聴く(Spotifyを開く

もう一組、Mr.Childrenと近い世代でKAN好きを公言しているのがスピッツの草野マサムネ。草野にとってKANは高校の先輩でもあり、2004年にリリースされたシングル“正夢”では〈愛は必ず最後に勝つだろう〉と“愛は勝つ”の歌詞を引用している。Mr.Childrenとスピッツといえば、現在も幅広い世代に影響を与え続ける日本の国民的ロックバンドの二大巨頭であり、その両方から愛されていたという事実がKANの存在の大きさを浮かび上がらせていると言えよう。

スピッツ“正夢”を聴く(Spotifyを開く

ヴァイオリニスト・室屋光一郎が絶賛するKANのストリングスアレンジの「適材適所な配置」

様々なアーティストになりきり、ジャンルを超えた音楽をつくり続けてきたKANがキャリアの後半に意欲的に取り組んだのが、ストリングスのアレンジ。KANの作品やライブに参加しているヴァイオリニストの室屋光一郎は、その魅力をこう語っている。

室屋:KANさんのアレンジで本当にすごいなと思うのは、歌詞に沿った、各楽器の「適材適所な配置」にあるんじゃないかと思います。ストリングスの出てくる場所、どこで使うかってことですよね。それが天才的に上手くてですね、すごく計算されているのですが、本当にここぞというときに(その楽器を)使うことによって、楽曲の深みが増して、より魅力的になっていくのだと思います。

『6×9=53』に収録されている“胸の谷間”とか、『23歳』に収録されている“エキストラ”とか、アップテンポのロックな曲からバラードの曲まで、見せ方がすごく上手すぎて、僕もレコーディングをさせていただいたんですけど、弾いててももう鳥肌ものでした。みなさんにもそこに注目していただいて、感動を味わっていただきたいと思います。

KAN“胸の谷間”を聴く(Spotifyを開く

KAN“エキストラ”を聴く(Spotifyを開く

室屋:KANさんのアレンジの魅力として欠かせない楽曲ですが、これも『6×9=53』に収録されています、“Listen to the Music(~Deco☆version~)”を選ばせていただきました。この曲は弦の要素が盛りだくさんなんですよね。弦楽器にはいろんなテクニックがありまして、弦を弾いたり、こすったり、ポルタメントをつけたりとか、そういう特徴的なテクニックを全部入れてしまったんじゃないかと思えるほど、弦楽器の魅力が詰まっています。

イントロはいわゆるストリングスらしいイメージのサウンドから始まり、ポップな展開を見せると、テクニックをふんだんに使う。その後にジャズ的な楽器であるサックスが素晴らしいメロディーを奏でるのですが、そのフレーズを弦楽器でハモるという、クラシカルなイメージを覆すようなアレンジになってまして、すごくかっこいいです。ストリングスに注目していただいて、この楽曲を聴いていただくことによって、また違ったKANさんの魅力を再発見していただけるんじゃないかと思います。

KAN“Listen to the Music(~Deco☆version~)”を聴く(Spotifyを聴く

2009年に出演したNHKの番組で“愛は勝つ”のフルオーケストラアレンジを自ら行ない、東京フィルハーモニー交響楽団と演奏。2012年からは弦楽カルテットと共演するようになり、2017年にはカルテットのアレンジを全て自身で担当したセルフカバーアルバム『la RINASCENTE』、2018年には第2弾となる『la RISCOPERTA』を発表。2017年にスキマスイッチが発表した“回奏パズル produced by KAN”は「スキマスイッチの過去の楽曲を組み合わせてつくられた新曲」というKANらしい遊び心もさることながら、ストリングスも素晴らしく、そのアレンジを槇原敬之も絶賛。「僕の弦のアレンジもお願いすればよかった」と話している。

KAN“回奏パズル produced by KAN”を聴く(Spotifyを開く

〈おわりある人生 一番大切な事は 愛する人に愛されているか どうかということだ〉。KANの『めずらしい人生』

KANの歌詞の魅力については、KANに憧れ、KANと繰り返し共演をしたシンガーソングライターの馬場俊英が以下のように語っている。

馬場:いろんなスタイルのシンガーソングライターがいると思うんですけど、暮らしのなかのちょっとした哲学というか、ものの考え方というか、KANさんのつくる歌のなかの主人公の物の考え方、パートナーとの距離感、テンポ感、その佇まいみたいなものがとても新鮮に聴こえたし、自分にとってそういう人は他にいなかったんですよね。

KANさんより若いシンガーソングライターの方たちでKANさんのことをリスペクトされてる方はたくさんいますけど、曲はもちろん、そういう主人公の態度っていうんですかね、漫画で言うとペンのタッチの感じというか、そういうのに影響を受けた方も多いんじゃないかなと思います。

ユーモアももちろんあるんですけど、つかみどころがないっていうか、真剣なのかふざけてるのか、本音を言ってるのかいたずらっぽく言ってるのか、つかませないところが普段からちょっとあるっていうんですかね。そういうところがKANさんの魅力であり、楽曲の魅力だと思います。

少し個人的な思い出を書かせてもらうと、僕がKANさんのことをちゃんと認識したのは、ご多分に漏れず“愛は勝つ”の大ヒットだったと思う。ただその次に出たシングルの“こっぱみじかい恋”を聴いたときに、「あれ? むしろこっちのほうがよくない?」と思い、その後にリリースされたベストアルバム『めずらしい人生』を聴いて、完全にKANさんの魅力にハマってしまった。

KAN『めずらしい人生』を聴く(Spotifyを開く

タイトルトラックの“めずらしい人生”はKANさんがそれまでの人生を振り返って歌詞を書いたもので、僕は当時まだ中学生だったが〈すばらしい人生 今うたをうたってる そして多くの人々が泣き笑う めずらしい人生 そんな多くの人を 裏切らないとぼくの明日は ないのも知っている〉という歌詞が切実に響いたのを記憶している。そして、この曲のラスト〈おわりある人生 一番大切な事は 愛する人に愛されているか どうかということだ〉はKANさんの数ある名フレーズのなかでも特に好きな一節だ。

KANさんが20代のときにつくった楽曲が収録されている『めずらしい人生』は、〈あのね うんとね〉でお馴染みの“言えずのI LOVE YOU”を筆頭に、まだ少し青臭いラブソングがたくさん収められているのもいいし、“君はうるさい”にしろ“今夜はかえさないよ”にしろ“恋する気持ち”にしろ、オチのある歌詞が好きになったのも間違いなくこのアルバムの影響だ。結果的にラストシングルとなった2020年発表の“ポップミュージック”で歌われている〈初めて聴いたのに妙に懐かしくて 陽気なメロディがなんか切なくて〉を文字通り体現しているのが、『めずらしい人生』だと思う。

KAN“ポップミュージック”を聴く(Spotifyを開く

このアルバムのリリースから18年後、フランス留学から帰国し、2010年に発表した『カンチガイもハナハダしい私の人生』に収録の“オー・ルヴォワール・パリ”では〈人生で大切なことは 繁栄も衰退も幸運も失恋も もちろん死に際も いかに趣きがあるかということだ〉と歌われていて、その人生観の変化に自分を重ねて物思いにふけるのも特別な体験だが、やはり『めずらしい人生』が自分の人生の一枚であることには変わりがない。このアルバムの最後に収録されているのは〈いつも隣に永遠にぼくはいるから〉と歌う“永遠”。KANさんの音楽は心のなかで、永遠に生き続ける。

プロフィール
KAN (かん)

1962年9月24日生まれ。福岡県出身のシンガーソングライター。1987年、ポリドールよりシングル『テレビの中に』と同名のアルバムでレコードデビュー。1991年、『愛は勝つ』がテレビ番組のエンディングテーマに使われ大ヒット。シングルは200万枚を超えるセールスとなり、オリコンチャートイン52週のロングヒットを記録。第33回『日本レコード大賞』のポップス・ロック部門を受賞。その後、『プロポーズ』『言えずのI LOVE YOU』『まゆみ』『丸いお尻が許せない』など多くの曲がCMやテレビ番組で使われる。



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