「『いい失敗』を重ねてほしい」映画『BLUE GIANT』の原作者がジャズで伝えたいメッセージ

「音が聞こえる」と話題のジャズ漫画『BLUE GIANT』がついに映画化された。

原作はシリーズ累計1,100万部を突破する人気コミックで、ジャズに心を打たれてサックスを始めた宮本大が、「世界一のジャズプレーヤー」を志して仙台から上京。同世代の仲間たちと出会い、切磋琢磨しながら演奏に打ち込んでいく日々を描く。監督は、『モブサイコ100』や『劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人』を手がけた立川譲。「ハードルが高いとされるジャズの魅力を、より多くの人に届けたい」という原作者・石塚真一の思いを引き継ぎながら、サントラを手がけた上原ひろみとともにこの人気コミックに「動き」と「音」を与えている。

28歳で漫画家デビューを果たし、山岳救助を主題とした『岳 みんなの山』でブレイクした原作者の石塚は、なぜ「音」のないコミックでジャズを取り上げようと思ったのか。ジャズを通して何を人生で学び、何を伝えたかったのか。映画版『BLUE GIANT』についてはもちろん、連載スタートから10年目を迎える原作への思いや、上原ひろみとの交流についてなど、たっぷりと話してもらった。

「若者は誰しも『全力で何かに打ち込みたい』という気持ちを多かれ少なかれ持っている。それを具現化できるのがジャズ」

―2013年から連載が始まった『BLUE GIANT』が、10周年にしてついに映画化されます。「ジャズをもっと多くの人に親しんでもらいたい」との思いから本作を描き始めたとうかがったのですが、当時といまとではジャズを取り巻く環境は変わったと思いますか?

石塚:おっしゃるように『BLUE GIANT』は、特に若くてジャズを知らない子たちに「ジャズってこんな音楽なんだ」ということを伝えられたらいいなという思いでスタートしました。

石塚:最近は、読んだ方から「ジャズを聴いてみたくなった」といった声を聞くことも増えてきましたし、実際に楽器を手に取ってみたという方もいらっしゃって。それは本当にありがたいことだなと思います。10年前と比べると、少しは変化してきているのかなと。

―映画版では、主人公・宮本大が上京しジャズバンド「JASS」を結成するいわゆる「東京編」が描かれています。2時間という尺に収めるためにはかなりの工夫が必要だったと思うのですが、ご覧になってどう思いましたか?

石塚:今回、脚本は10年間ずっとぼくの編集担当をしてくれていた「NUMBER 8」さんに一任しました。そもそも映画化が決まったときに、ぼくから一つだけお願いした条件は「脚本をNUMBER 8さんにお願いしたい」ということだったんです。

映画『BLUE GIANT』予告編

石塚:たしかに「『仙台編』はないんだ……」とは思いましたが、おっしゃるように2時間という尺で見せるとしたら、ある程度はテーマなど絞り込んでいく必要があるし、そういう意味では適切な判断だったと思います。

―単行本に「Bonus Track」と題して追加されていた、大が「世界一のジャズプレイヤー」になったあとの、周辺人物への証言インタビューが映画本編に組み込まれるなど、原作の違いもいろいろありました。

石塚:ネタバレになるのであまり多くは語りませんが(笑)、映画のラストシーンも原作とは大きく違いますよね。とにかくキャラクターたちが動いているし、実際に「音」が出ているので、そこはもっとも大きな違いです。

原作では、読者の方それぞれが頭のなかで「音」を鳴らしながら読んでくださったと思うんですよ。しかもその「音」は、読む人それぞれ違うと思うので、映画化されて実際にどうなるのか最初は不安もありましたが、素晴らしい音楽が創られていく中で、これなら読者もみんな納得してくれる!いや、それを大きく超える音楽だと思いました。

―音楽を担当しているのは上原ひろみさんです。原作のなかでも重要な位置を占めるオリジナル曲、沢辺雪祈のペンによるJASSとしての初のオリジナル曲“FIRST NOTE”、勝負どころで演奏される“N.E.W”、そしてクライマックスで演奏される“WE WILL”に関しては、石塚さんから上原さんに何かリクエストなどあったのでしょうか。

石塚:じつは連載中、インタビューをとおして上原さんと親交が始まったのですが、そのときに「何かわからないことがあったら何でも聞いて?」と言ってくださったんです。

で、あるとき上原さんから連絡があって、「漫画のなかで、(登場人物が)作曲してるよね? どんな曲を書いてるの?」と聞いてくださったんです(笑)。それで、口頭で「こんな感じの曲」みたいに一つひとつ説明していたら、「じゃあ、ちゃんと楽譜があったほうがいいでしょ?」って。「ちょっと待っててね、すぐ書くから」とおっしゃって、数日後本当に楽譜と楽曲のファイルを送ってくださったんです。

『BLUE GIANT オリジナル・サウンドトラック』を聴く

―そんなエピソードがあったのですね。

石塚:なので、それぞれの楽曲のイメージは、上原さんに以前からお伝えしていたわけです。今回の映画に際して、また新たにつくり直してくださいましたが。

―思えば石塚さんは、単行本の巻末で上原さんのピアノについて熱く語っていらっしゃいました。彼女の演奏に関してはどんな印象を持っていますか?

石塚:普段は気さくでとてもチャーミングな方なのですけど、ステージ上の上原さんはとてもパワフルで、実際に「その日持っているエネルギーは全部使い切るよ」とおっしゃっていたこともあるくらい、つねに余力など残さず全力で表現するところにも魅力を感じます。

―主人公の大も、「全力を出し切るのがジャズだぜ」という信念を持っていますよね。

石塚:そもそも『BLUE GIANT』を描くときに、そのことをテーマにしたかったんです。若者は誰しも「全力で何かに打ち込みたい」という気持ちを多かれ少なかれ持っていると思うのですが、「ジャズは、それを具現化できる激しい音楽なんだぜ?」って。「激しさ」にもいろいろあると思うんですよ。「ルックスが激しい」とか、「ノイズが激しい」とか。いや、ジャズだってすげえ激しいぜ? ということを提示したかったんです。

石塚:ジャズってどうしても「大人の音楽」「おしゃれ」と思われがちなところがあると思うんですけど、若い人たちがTシャツとジーンズでガンガン演奏してもいい。ぼく自身も、そういう若者たちのジャズが見てみたかったんですよね。

―そういう意味では今回、宮本大のサックスは馬場智章さん、玉田俊二役のドラマーは上原さんによる指名で石若駿さんが選ばれました。2人とも1990年代生まれですし、彼らのような若い世代でジャズの素養を持ったミュージシャンが現在、さまざまなジャンルで活躍しています。

石塚:本当に頼もしいですよね。今回、上原さんたち3人がスタジオに入ってレコーディングしている様子を見学させてもらったんですけど、試行錯誤がくり返されながらグイグイ進んでいくんですよ。上原さんが指示を出すと、それに2人が答えるかたちで一歩一歩理想の形に近づいていく。彼らのような才能を持ったアーティストが、これからのジャズシーンをつくっていくのだなあ、と明るい希望を感じました。

「自分にとって『ジャズの入り口』は、元をたどれば“We Are The World”」

―「全力を出し切るのがジャズ」をテーマにこの10年間、描き続けてきて何か気づいたことはありましたか?

石塚:結局自分は「仲間」を描いているのだなと。「個」と「仲間」のあいだを、いつも行ったり来たりしているのが『BLUE GIANT』なんです。

一人きりで自分を磨くことも大事ですが、それと同時に仲間が絶えずそばにいて、彼らとどう向き合っていくのか。「あいつはいまどう思っているのだろう?」「あいつのために何ができるのだろう?」「俺たちはみんなに何ができるんだろう?」って。『BLUE GIANT』はそこを描く漫画だったのだなと、最近つくづく思いますね。

―それは、ご自身の生き方も反映されていると思いますか?

石塚:結局ぼくも、仲間ありきで生きてきたんだなと思いますね。もっといえば、ぼくらは人との関係性のなかでしか生きられない。仲間を大事にしていくことが、これから先を生きるうえで大きな指針になる気がします。

もちろん、生きていれば縁が切れたり、次の新しい仲間ができたり、関係性は日々変化していくけれど、いま手の届く人たちとしっかり手をつないで何かをやっていけば、きっとうまくいく。そういうことが言いたかったのかもしれない。ぼくがこうやって漫画を描き続けられるのも、周りのみんなのおかげだと心から思います。

―原作の「仙台編」では、とにかく「これでもか!」といわんばかりに練習シーンが描かれていますよね。大雪が降るなか、川辺でサックスの練習をしたり、夏の暑い夜、蚊に喰われながら高架下で吹いたり。音楽と自分が「つながっている」感覚をつかむまでには、とにかく大量の練習が必要だと。この「つながっている」感覚について、漫画のなかでは「超自然的な演奏」とも表現していました。俗に「ゾーンに入る」などと言われるものとも似ているのかもしれませんが、ご自身の仕事でもそれを感じるときはありますか?

石塚:絵を描いていてゾーンに入ることってぼくの場合はあんまりないですけど、音楽の場合は本当にそういうものが存在するという話をミュージシャンの方から聞いたことはあります。「なんでこんなプレイができるんだろう?」と、自分でもびっくりしてしまう瞬間が訪れるときがあるって。

それって素敵だし羨ましいなと思いますね。シンプルじゃないですか。ずっと登り続けられる道があって、ただひたすら脇目をふらず挑んでいけば、いつか「つながる」ことができる。それって大変だけど、幸せそうだよなって。大を見ていても、「なんてこの子は幸せな状況なんだろう」と思うんです。

―石塚さんご自身はどうですか?

石塚:ぼくは、できればいつでもサボりたいタイプですけどね(笑)。漫画を描いていてもすぐ「コーヒー飲みたいな」とか考えちゃうので、なかなか「つながる」瞬間は訪れない。もちろん、一人でコツコツ描かなければならない過程もたくさんありますけど、大ほどストイックじゃないです。いつも描きながら「大は変わっているよなあ」と思う。

もちろん、共感できるところもあります。このあいだ上原さんとお会いしたときに、「石塚さんって、一人でいられる人なんだね」と分析されたんですよ(笑)。たしかに、山登りも含めて一人で動くのがすごく好きだし、『岳』のときからずっと個人の頑張りを描いているのも、そういう部分があるからなのかもしれない。

コツコツ積み上げていくのは苦手ですが、「個」と向き合っている時間は好きなんですよ。少なくても寂しがり屋ではない。NUMBER 8さんはぼくよりは寂しがり屋だと思います(笑)。だからこそ、人の機微がわかる。ぼくなんて自分のことばっかりなんで、冷たかったりする。そういうところもちょっと大っぽいなと。

―大も雪折も「孤独」を抱えているからこそ、通じ合えるのかなと思いました。映画にもあったシーンですが、初めて大の演奏を聴いた雪折が泣きながら「これだけの演奏をするのに、一体どれだけ一人で練習したんだ」と呟くじゃないですか。それって、雪折自身が「孤独」を抱えているからこそ理解できたのだろうなって。

石塚:たしかにそうですね。以前、とあるサックスプレイヤーにインタビューしたときも「孤独だよ?」と言っていました。とにかく練習中は全員孤独だし、「それは宿命だ」って。

だからこそ、誰かと一緒に合わせる時間はかけがえのないものだし、そこからまた「個」へと戻っていく。その繰り返しというか、自分と向き合う時間、仲間とともに過ごす時間の両方を行き来できないと、道を極めるのは難しいのかもしれないですね。

―ところで、石塚さんはどんなきっかけでジャズに興味を持ったのでしょうか。

石塚:自分にとって「ジャズの入り口」がどこにあったのか、はっきりとはわからないですけど、元をたどれば“We Are The World”なのかなと思っていて。

―“We Are The World”というのは、マイケル・ジャクソンやブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディランなどUSのスーパースターが勢揃いしたチャリティユニットU.S.A. For Africaのことですか?

U.S.A. For Africa“We Are The World”を聴く(Spotifyを開く

石塚:そうです。小学生のときにあの映像を見て、歌い方の違いに衝撃を受けたんですよね。マイケル・ジャクソンはこう歌って、スティーヴィー・ワンダーはこう歌って……って。

歌詞もメロディも一緒なはずなのに、例えばレイ・チャールズやボブ・ディランはまったく違うメロディに変えてしまうじゃないですか。ジャズ的な目線で見ると、これってアドリブのセッションをしているようなものですよね。それぞれのミュージシャンが、その場で作曲して自由にそれを提示し合うって、どれだけ自由で素敵な音楽なんだろう! と思ったんです。

「まったくのゼロからジャズを始める人物を一人描きたかったのは、『いくつになっても、新しいことを始められる』というメッセージ」

―ジャズのアドリブに「自由」を感じたわけですね。

石塚:でもそれって、すごく怖いだろうなとも思うんですよ。一瞬で判断し作曲して演奏しなければならないし、ものすごい緊張感ですよね。

―すでに書かれている楽譜を見ながら演奏するのと、未踏の領域に楽器一つで乗り込んでいってその場でフレーズを繰り出すのとでは、たしかに次元が違う気がします。

石塚:そうなんですよ。学生の頃、ぼくにソニー・ロリンズのカッコよさを教えてくれたテナーサックス奏者の友人がいるんですけど、彼も「上手い」「下手」とか関係なく、いつも臆することなくソロを吹いていたんです。いま思い返せばつたないソロだったと思うんですけど、とにかくエネルギーが半端なくて。「すごいよなあ」といつも思っていましたね。怖がらないってかっこいいし、聴いているほうも熱狂するんです。

石塚:「一歩踏み出す」って、日本だとかなり勇気の要ることですよね。例えばカラオケを歌っていて、ちょっとアレンジでもしようものなら「さぶ!」みたいなこと言われるじゃないですか(笑)。でも、アメリカとかだと「素晴らしい!」って反応をしてくれるんです。そういう意識の違いというか、土壌の違いはものすごく感じる。自分としては、なんとか超えていきたいという気持ちがあるんですけどね。「照れてる場合じゃないよ、思い切って飛び込もうぜ?」と(笑)。

―そういえば雪折が、ジャズクラブ「SO BLUE」の平に「ひとつも面白くない演奏」「まったく殻を破けていない」などど、けちょんけちょんに言われるシーンがあるじゃないですか。あれっていまのお話に通じるところがありますよね。

石塚:ぼくにとっても、あれはとても大切なシーンです。雪折には「美しく上手に弾きたい」という願望があり、だからこそ「ミス」ということに対して過剰に反応する。一方、大は「ミス」という概念がなくて、たとえミスっても「やっちまった」くらいにしか思っていない(笑)。だから雪折を諭すんですよね、「そこにいても仕方ないだろ?」って。

―このシーン含め、登場人物たちが失敗や挫折を繰り返し、それをどう乗り越えていくかがとても丁寧に描かれていますよね。いまって、なかなか「失敗」しにくい世の中だなと感じることが多くないですか。失敗が許されない狭量な世界になりつつあるし、ネットであらかじめ情報を集めることで、「失敗」のリスクを減らして最短でゴールにたどり着きやすくなったなと。それによって、失敗や挫折に対する免疫力も落ちているんじゃないかと。

石塚:おっしゃるとおりです。もちろん、何でもかんでも失敗しろとは言いません。ぼくだって失敗や挫折は怖いですし、できればしたくないと思いますから(笑)。

ただ、失敗や挫折を恐れていると身も心も萎縮して動けなくなっちゃうと思うんですよ。「自由」を取り戻すためにも、特に若い人たちには「いい失敗」「いい挫折」を重ねてほしい。失敗や挫折をたくさん経験しながら、それでも乗り越えていく子たちを『BLUE GIANT』で描くのは、そういう思いがあるからなんです。

―玉田俊二というキャラクターもとても魅力的です。スティックも握ったことがない彼が、大や雪祈のような圧倒的なプレイヤーとバンドを組み、悔しい思いや悲しい思いを経て成長していく姿が感動的に描かれていますよね。

石塚:玉田くんのように、まったくのゼロからジャズを始める人物を一人描きたかったんです。「いくつになっても、新しいことを始められるんだよ?」というメッセージを込めたので、彼のファンってすごく多いんですよ。「玉田に感情移入しちゃうんだよ」という話はよく聞きますね。

―特に日本は、年齢で人をジャッジされることが多い気がします。

石塚:わかります。何においても「年齢」を聞かれる国ですからね。ぼくも28歳で『小学館新人コミック大賞』に入選したとき、担当編集者から「結構、年だよね?」と言われたのを覚えています。もちろん自分でも自覚していましたが、ぼくにとって漫画を描き始めるタイミングは結局そこだったのだろうなと思っていますね。

―というのは?

石塚:ぼくは漫画のなかで「人間」を描きたかったので、まず「人間」を知ることに時間をかけなければと。みんながどんなときに悲しんで、どんなときに喜び、どんなときに怒るのか、ある程度のデータ収集する必要があったんです(笑)。それで、ようやく人の人生を想像できるようになったというか、「いまなら描けるかもしれない」と思ったのが28歳の頃だったんですよね。もし自分が20代前半でデビューしたとしても、そこまで人間の機微を描けなかったと思いますね。ちょうどいいタイミングだったのかなと。

それまで漫画を描いていた経験もないし、学生時代の友達にも「え、なんで漫画家なの? 絵なんて一枚も描いてなかったじゃん」と驚かれもしたのですが、バンジージャンプしたその下の地面がどうなっていようが(笑)、とにかく失敗を恐れず何かひとつ挑戦しようと。そこからはとにかく練習、練習で、いまもまだその道半ばという感じですね。この先どうなるかはわからないですが、ありがたいことにいまのところは読んでくださる方がいらっしゃるので、それで続けられているのだなと思います。

―今後、挑戦してみたいことや描いてみたいことはありますか?

石塚:相変わらず先のことはまったくわかりません(笑)。いまはとにかく『BLUE GIANT』を描かなくては、ですね。単行本巻末に掲載しているBonus Trackの「証言インタビュー」どおり、ちゃんと大を「世界一のジャズプレイヤー」にするまでは死ねないなって。そもそも何の「世界一」なのか、大にとっての「世界一」とはどういう状態のことを指すのか。その答えも含め、ちゃんと描き切りたいと思っています。

作品情報
『BLUE GIANT』

2023年2月17日(金)より公開
配給:東宝

監督:立川譲
原作:石塚真一
脚本: NUMBER 8

ピアノ奏者:上原ひろみ
サックス奏者:馬場智章
ドラム奏者:石若駿
プロフィール
石塚真一 (いしつか しんいち)

1971年生まれ、茨城県出身。20代でアメリカ留学、帰国後は会社員を経て漫画家に転身。2001年『This First Step』で第49回『小学館新人コミック大賞一般部門』に入選。2003年「ビッグコミックオリジナル」増刊号にて『岳 みんなの山』の連載をスタート。同作で第1回『マンガ大賞』(2008年)、第54回『小学館漫画賞(一般向け部門)』(2009年)、第16回『文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞』(2012年)を受賞、2011年には実写映画化もされた。その後2013年より『BLUE GIANT』を『ビッグコミック』(小学館)で連載。同作で第62回『小学館漫画賞(一般向け部門)』(2017年)、第20回『文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞』(2017年)を受賞。現在は『BLUE GIANT』シリーズのアメリカ編となる『BLUE GIANT EXPLORER』(story director NUMBER 8)を連載中。



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