『進撃の巨人』で2曲をグローバルヒット。ヒグチアイが新作『未成線上』で描く、その先のストーリー

アニメ『進撃の巨人』のエンディングテーマ“悪魔の子”がグローバルヒットしたシンガーソングライターのヒグチアイが、通算5枚目のアルバム『未成線上』を1月24日にリリースした。

前作『最悪最愛』以来およそ2年ぶりとなる本アルバムは、『進撃の巨人 The Final Season 完結編(各話版)』エンディングテーマとして書き下ろされた“いってらっしゃい”を含む全11曲。タイトルの未成線とは、未だ完成していない路線のこと。もう終わってしまった恋愛、成し遂げた結果や経験の「その先」にある現実を赤裸々に綴っていく本作は、「最悪」も「最愛」もごた混ぜにして封じ込めた前作『最悪最愛』と同様、聴く者の心を丸裸にしてしまう不思議な魅力を放っている。

『進撃の巨人』のエンディングテーマを2度にわたって手がけ、海外リスナーからも熱い注目を集めているヒグチに、新作についてはもちろん、グローバルヒットした楽曲のつくり方についてもあらためて聞いた。

「“悪魔の子”は日本語でつくっていることに意味があり、英語に訳したところで本当の意味は伝わらない」

―2022年1月10日に配信スタートした“悪魔の子”は、文字通り世界中のチャートを席巻しました。そのことをどう受け止めているか、あらためて聞かせてもらえますか?

ヒグチ:もうさすがに慣れましたね(笑)。この曲は歌詞がすべて日本語なので、最初のうちは「海外ではどんなふうに受け止められるんだろう?」「少しは英語のフレーズも入れた方が良かったのかな」なんて思ったりもしたのですが、それも関係なかったなと。

―具体的にはどのように曲をつくっていったのですか?

ヒグチ:いろいろなタイミングや運もあって『進撃の巨人』に関わることになったのですが、お話をいただいたときにはどこまでアニメで話が進むのか、詳しいことが決まっていなかったんです。ただ、「ラストまでは描きません」とは聞いていて。すでに漫画は最終話まで進んでいたし、それはあらためてすべて読み直して。「なるほど、こういう結末になるんだな」とわかったうえで、その途中までのことをどう曲に落とし込んだら良いのかを考えました。

リアルタイムで見ていた人たちのなかには「ひょっとしてラストまで描かれるかもしれない」と思っている人も多かったので、そういう人を裏切らないようにはしたいなと。物語の最後も「見える」し、でも最後までじゃない今シーズンの曲としても楽しめるような……それぞれの角度から、見ている人全員が楽しめる曲を目指しましたね。

―それって、かなり大変な作業だったんじゃないですか?

ヒグチ:大変だったけど、楽しかった。誰がどんな視点を持っているのか、どんな考え方をしているのかを考えるのはもともと好きなので、ワクワクしながらつくったのを覚えています。

ヒグチアイ“悪魔の子”(Spotifyで開く

―そこは普段の曲づくりとは違う?

ヒグチ:違いますね。自分のことを歌にするときは、「これを曲にしたい!」という強いモチベーションで、ある意味ゼロから100までつくらなきゃならない。でもタイアップの場合、すでにゼロから生み出された作品があり、それが絶対にいいものだと誰もがわかっているわけじゃないですか。そこからどうやっても変なことにならないだろうという安心感もある。

―『進撃の巨人』のストーリーがベースにありつつ、現実社会のことも歌っていて。そこはヒグチさんならではの視点が入っているといえますね。

ヒグチ:そうですね。<同じ形 同じ体温の悪魔>というフレーズが1番のAメロに出てくるんですけど、そこが私のなかではすごく重要でした。私たち人間同士でも、肌の色や髪の質感などの違いはあるけど、目をつぶって触ってみれば全部一緒じゃんていう。『進撃の巨人』という物語と、現実世界の共通のテーマとしてそれはどうしても入れたかったんです。

―<この言葉も 訳されれば 本当の意味は伝わらない / 信じるのは その目を開いて 触れた世界だけ>というフレーズもインパクト大というか。海外でも聴かれることを前提にしてこのフレーズを入れるのは、なかなか挑戦的だなと。

ヒグチ:ケンカ売ってますよね?(笑) このフレーズはお風呂に入っているときに思いついたんです。「このフレーズを入れたらすごい(話題になる)だろうな」って。でも、『進撃の巨人』に限らずアニメや漫画、映画などが言語の違う場所へ行ったときに、その国の言葉に翻訳されてもニュアンスまで正確に伝えるのって、ものすごく難しいじゃないですか。

私はいま、英語を勉強しているんですけど、例えばある言葉について「日本語ではこういう意味です」と言われても、それはもっとも「近い」言葉に便宜的に訳されているだけであって、厳密にはそういう意味じゃないみたいなことってたくさんあると思うんです。“悪魔の子”はすべて日本語でつくっていることに意味があり、それを英語に訳したところで本当の意味は伝わらない、真実は自分で見て触れたものにしかない、という思いを込めて入れたフレーズですね。

―<戦争なんて 愚かな凶暴 関係ない 知らない国の話>という歌詞も、ときを経つにつれて重みを増しています。

ヒグチ:『The Final Season Part 2』がスタートしてから2か月くらい経った頃にウクライナへの軍事侵攻があったから、「リンクしてしまったな」という気持ちがありましたね。ただ、ウクライナのことだけでなく、どんなときであろうが何かしらの戦争や紛争とリンクしてしまうくらい、世界中では日々争いが起きている。日本にいるとそれをなかなか実感できないんですけどね。

「自分には、海外で聞いてもらえる曲をつくった責任を取らなきゃいけない。そういう瞬間がこれからもある気がする」

―“悪魔の子”は『進撃の巨人』のファンの間でもトップクラスの人気曲となりました。実際に、海外で歌ってみてのリアクションはどうでしたか?

ヒグチ:例えばサウジアラビアでライブをしたときも(『サウジアニメエキスポ 2022』)、この曲のサビを日本語で一緒に歌ってくれている光景にすごく感動しました。私のなかでは、もしシンガロングになるとしたら<世界は残酷だ それでも君を愛すよ>というサビのフレーズだろうなと勝手に想像していたんですけど、サビ前の<ただただ生きるのは嫌だ>というところでシンガロングが起きていて(笑)。「ここ、一緒に歌いたくなるだろうな」とは、つくっているときには思わなかったので面白かったです。直接的にわかる言語じゃないからこそ、響きとして楽しんでもらえたのかもしれないですね。

―そういうリアクションを目の当たりにして、どんなことを思いましたか?

ヒグチ:日本語で書いた曲がちゃんと海外の人に届き、「どんな意味があるんだろう?」と思って調べてくれたり理解しようとしてくれたり、好きでいてくれたりするのは「日本語」の可能性でもあるし、アニメの可能性でもあるし、私からすれば音楽の可能性でもあるような気がしました。なので、これからも「自分の言葉」で話せるようにしたいし、そのうえで「もっと英語も頑張ろう」と思いましたね。

―英語を習い始めたのは、そのことが大きいですか?

ヒグチ:大きいです。私はちょっと前まで浅草に住んでいたのですが、食堂で隣に座った外国人観光客が、とんかつにドレッシングをかけているのを見かけたとき、「違うよ!」って教えてあげられなくて(笑)。海外でライブをしたときも、お客さんから「すごくいい曲だったよ!」みたいに声をかけてもらっても、それに対して言えるボキャブラリーが全然足りなかったのも寂しかったんです。自分には、海外で聞いてもらえる曲をつくった責任を取らなきゃいけない。そういう瞬間が、これからもある気がするんですよね。

ヒグチアイ“悪魔の子 / THE FIRST TAK”

―では、昨年11月に配信リリースされた『The Final Season 完結編 (各話版)』のエンディングテーマ“いってらっしゃい”は、どんな思いでつくっていったのでしょうか。

ヒグチ:これがまた大変でした……本当に(笑)。というのも、“悪魔の子”でやり切ったというか、『進撃の巨人』について言いたいことはすべて書いてしまったし、実際のところ「“悪魔の子”が『完結編』のエンディングテーマでいいじゃん」みたいな声もすごく多かったんです。そのこと自体はとても誇らしいのですが、まさかそのプレッシャーを自ら背負うことになるとは……という感じでした。

ヒグチアイ“いってらっしゃい”(Spotifyで開く

ヒグチ:今回は、とにかく原作に沿って、そこで話されていることや言われていることを集めてきて。そこから自分なりの視点でミカサの気持ちに寄り添おうと思いました。原作の後半では、ミカサの気持ちって明確には描かれていないんですよ。前回、私が関わった『The Final Season Part 2』でも、ミカサは本当はどう思っているのかずっとわからなくて。それが原作のラストでようやく「やっぱりそうだったのか」と腑に落ちる、みたいな。その、「わからなかった気持ち」みたいなところもすくい上げたかったんですよね。なので、ミカサのことをずっと考えながら曲をつくっていました。

―特にこだわったこと、心がけていたことは?

ヒグチ:自分は、決して『進撃の巨人』の最大の理解者ではないということは、ちゃんと肝に銘じておくべきだとは思っていました。

私は別に『進撃の巨人』の理解者代表ではない。だからこそ“悪魔の子”のときにはいろんな人の「目線」の面白さを描いたし、“いってらっしゃい”に関してはとにかく物語のなかの一人であるミカサに寄り添いたかった。いずれにしても、『進撃の巨人』という作品を「総評」するような楽曲にはしたくないという気持ちでした。

―“悪魔の子”と“いってらっしゃい”を書いたことは、ヒグチさんにどんな影響をもたらしましたか?

ヒグチ:いままでとはまったく違う景色を見せてもらいましたね。友だちからは、“悪魔の子”を歌っている子どもの動画が送られてきたりして(笑)。きっと誰にでもできる経験ではないですし、『進撃の巨人』という作品を一ファンとして楽しみにしていた立場から、なかに入っていったときに見えることもすごく多くて。とてつもない作品に参加させてもらったんだな、とあらためて思っています。

「ここで終わらそうとは思っていない。抗う気持ちというか、まだ諦めてないところを見てもらいたかった」

―“いってらっしゃい”が収録されているヒグチさんのニューアルバム『未成線上』についてもお聞かせください。そもそもどんなアルバムにしようと思ったのですか?

ヒグチ:アルバム自体は、去年出していた曲たちを集めていくと、すごくバラバラな内容になりそうだなと。そこに何か一貫したテーマを与えるとしたら、どんなテーマになるのか。いろいろ考えていくなかで、「未成線」という言葉に出会いました。

ヒグチアイ『未成線上』を聴く

―「未成線」は、いまだ完成していない路線を表す言葉ですよね。完成を目指して工事が進められていたものの、途中で工事が打ち切られ、そのままになった路線について用いられることもある。

ヒグチ:例えば恋愛にしても、それ以外のことでも、もう終わってしまった「その先」のことについて歌っている曲が、今回のアルバムには多い気がしたんです。もしかしたら、あのときに選ばなかった道の上をいま、自分は歩いているのかもしれない。あるいは「終わった」と思っていた道の先に、私はいま立っているのかもしれない、みたいな。

私のことを“悪魔の子”で知ってもらって、いろんな人に聞いていただく機会が増えたことは嬉しい反面、「それだけの人になりたくない」という思いもあって。しかも、世のなかの平均でいえば「遅咲き」というか。普通は10代、20代で売れることの方が多いじゃないですか。でもここで音楽活動をやめるにはまだ早い。そういう、自分の「居場所」とか「現在地」みたいなことを、すごく考えていた時期でもあったんですよね。

―なるほど。

ヒグチ:なんていうか、“悪魔の子”でひとつ成し得た分の「この先」を考えたときに、「つながっているもの」ってなんなんだろう? と。まだつないでいきたいと思っているし、ここで終わらそうとは思っていない。抗う気持ちというか、まだ諦めてないところを見てもらいたかった。そういうアルバムになっている気がします。

―いまおっしゃったことは、アルバムの冒頭曲“大航海”にぎゅっと込められていますね。

ヒグチ:そうですね。ちょうどアルバムのテーマについていろいろ考えている時期に“大航海”は出来たので。本当、ここ10年くらいで年齢や性別などいろいろな物事の価値観が変わってきている。だからこそいまの自分がつくらなきゃいけないテーマだと思ったんです。

ヒグチアイ“大航海”(Spotifyで開く

ヒグチ:「もうそろそろ次の世代に……」みたいな気持ちもよぎるんですよ。子供が欲しいという気持ちはそんなにないんですけど、それでも「誰かを育てる」というか。子供じゃなくても、次の世代のクリエイターでもいいんですけど、自分が主人公ではなくなるということは、周りでもたくさん起きていて。「そういうのもありなのかな」と思いつつ、それって結局は刷り込まれた価値観ともいえるじゃないですか。自分が本当にやりたいことを冷静に考えたとき、やっぱりまだ続けたいし、もうちょっと知ってもらいたいし、いけそうな気もするって。それが偽らざるいまの心境なんです。

―きっとヒグチさんと同世代のリスナーは、いまのヒグチさんにしか歌えない曲を求めていると思いますしね。

ヒグチ:そうかもしれない。私と同世代で、結婚もして子供も産んで、それでも「まだやりたいことがある」と気づいて「頑張ろう」と思っている人もたくさんいますしね。「まだ大丈夫」「私も頑張るから、君も頑張れ」と歌うことで、その人たちも「まだ自分の人生は続いていくんだ」と思ってもらえるのだとしたら、もうちょっと自分も歌っていかなきゃと思うんです。

―ちなみに、同世代で共感するアーティストはいますか?

ヒグチ:えー、誰だろう。あんまり考えたことがないけど……例えば日食なつことか、関取花とか、確か1つとか2つ下なんですよ。彼女たちが頑張っているのを見ると、すごく励みになるしありがたい存在だなと思います。

「自分のことを書けるのは私しかいない。それを書かなかったら忘れてしまう感覚ってたくさんある」

―おそらくヒグチさんは、歌詞について聞かれることが多いと思うのですが、今作は音楽的な達成感も大きかったのではないかと。例えば“いってらっしゃい”の、どこか懐かしくもオリエンタルな響きは、以前「好き」とおっしゃっていたハンガリー民謡や、日本の童謡・唱歌などからの影響も感じますし、他にもクラシックやジャズ、ポップスなどさまざまな音楽スタイルがごた混ぜになっていて、それがヒグチアイのオリジナリティとしてさらに純度を高めていると思いました。

ヒグチ:嬉しいです。今回は、自分が本当に興味があり、ずっと聴いていたアーティストの方たちと一緒に曲をつくれたのが何よりも嬉しかったんです。THE CHARM PARKさんもそうですし、fox capture planの方たちも、いつものバンドメンバーも、“いってらっしゃい”のアレンジをしてくれたMiliのYamato Kasaiさんもそう。何かしらの共通点があって好きになっているので、理解してもらうのも早かった。それもうまくいった理由の一つですし、おっしゃってくださったように、いままでつくったなかでもっとも純度の高いアルバムになった気がしています。

THE CHARM PARKが編曲を手がけたヒグチアイ“恋の色”(Spotifyで開く

fox capture planが編曲を手がけたヒグチアイ“この退屈な日々を”(Spotifyで開く

―これから先、どんな音楽をつくっていきたいと思っていますか?

ヒグチ:自分の気持ちを今後も書き続けたい。タイアップももちろん楽しくて、いろんなお題を与えられて曲を書くこともやっていきたいのですが、自分が自分のことを書くというのは私しかできなくて。それを書かなかったら忘れてしまうような感覚ってたくさんあるような気がするんです。

ヒグチ:私、24歳の頃って年間3曲くらいしか書かなかったんですよ。あれはもったいなかったし、そのときの気持ちをちゃんと残しておくべきだったなっていまでも思うんです。

―いまのお話を聞いて、ジャック=アンリ・ラルティーグという写真家のことを思い出しました。ラルティーグは幼いころから「幸せな瞬間」がすぐに自分の目の前から消え去ってしまうことを恐れ、それを残すために生活のあらゆることを写真に収めていたそうです。

ヒグチ:じつはいま、写真を始めたんですよ。というのも、私の歌詞って「こっちもそうだし、こっちもそうな気がする」みたいに焦点が定まらないものが多くて。「結果何が言いたいの?」と言われても、「いや、何が言いたいとかじゃなくて、『こういう気持ちあるよね?』ということが書きたいし、何が言いたいかは私の曲を聞く人に決めてほしい」みたいに思っているのですが、それが少し写真にも表れていて。「何を撮りたいかわからない」ってすごく言われるんです(笑)。

自分がいま見えているこの景色の、何を「いい」と思ってシャッターを切っているのか。そういう「切り取る力」が強くなれば、自分の歌詞にも影響してくるんじゃないかなと。写真を続けることで、いままでとは違う表現力が育てばいいなと思っていますね。いつか個展も開きたいです(笑)。

リリース情報
ヒグチアイ
『未成線上』<通常盤>


発売日:2024年01月24日
規格品番:PCCA-06268
レーベル:ポニーキャニオン
価格:3,300円(税込)
ヒグチアイ
『未成線上』 [CD+Blu-ray Disc]<初回限定盤>


発売日:2024年01月24日
規格品番:PCCA-06267
レーベル:ポニーキャニオン
価格:6,600円(税込)
プロフィール
ヒグチアイ

平成元年生まれ。シンガーソングライター。2歳のころからクラシックピアノを習い、その後ヴァイオリン、合唱、声楽、ドラム、ギターなどを経験。18歳より鍵盤弾き語りをメインとして活動を開始。2016年、1stアルバム『百六十度』でメジャーデビュー。Fuji Rock FestivalやRising Sun Rock Festivalなど大型フェスへの出演も果たす。2022年、TVアニメ『進撃の巨人 The Final Season Part2』のエンディングテーマ“悪魔の子”を担当。近年は作家活動も行ない、香取慎吾やのん、青山吉能らへの楽曲提供や、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の主題歌含む多数曲の作詞を「樋口愛」名義で手掛けている。



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